省合金二相ステンレス鋼(NSSC2120・ASTMS32304)
2025/10/14 更新新規性
従来技術---新技術(省合金二相ステンレス)
SUS304 --- NSSC2120 (ASTM S82122)
SUS316L -- ASTM S32304
・クロム量を高めて、低炭素とした。
・組織をオーステナイトとフェライトの二相組織とした。
SUS304 --- NSSC2120 (ASTM S82122)
SUS316L -- ASTM S32304
・クロム量を高めて、低炭素とした。
・組織をオーステナイトとフェライトの二相組織とした。
期待される効果
・クロム量を高めて、低炭素とすることで、耐食性が向上し長寿命化が期待できる。
・二相鋼とすることで微細組織となり強度および硬度が向上する。これにより、板厚を薄くして経済的な設計ができる。
・二相鋼とすることで微細組織となり強度および硬度が向上する。これにより、板厚を薄くして経済的な設計ができる。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・特になし。
③ 技術提供可能地域
・全国に提供可能。
④ 関係法令等
・特になし。
・特になし。
② 現場条件
・特になし。
③ 技術提供可能地域
・全国に提供可能。
④ 関係法令等
・特になし。
施工事例・施工実績
代表的な公共工事実績
| 工事名称 | 旧北上川石井水門ゲート設備新設工事 |
|---|---|
| 施工場所 | 宮城県石巻市 |
| 対象工事の目的 | 津波で被災した国の重要文化財「石井閘門」は現役の治水設備だが、被災後の計画堤防高より約2メートル高さが足りず、機能強化が必要となった。石井閘門の老朽化により改築が困難なため、治水機能を補う水門として、閘門の前面に「石井水門」が新設され、2つの水門が機能を補完し合いながら治水機能を確保している。 |
| 施工年度 | 2015年着工、2020年完工 |
| 採用理由 | 石井水門は扉体を観音開きに開閉するマイター形式を採用し、同形式の「石井閘門」との調和と耐震性能の向上を図っている。扉体が常時水中に没するマイター形式は、塩分の影響もあり、高い頻度で再塗装工事を実施する必要があり課題とされたが、省合金二相ステンレス鋼を採用することで、再塗装メンテナンスを不要としている。 |
| 施工後の評価 | 耐久性に優れた省合金二相ステンレス鋼の採用は、水門設備のライフサイクルコストの削減に貢献。高強度かつ高耐食を特徴とする最先端素材の水門製作には、高精度なステンレス加工技術および施工技術が投入されており、機能性に加えて美観にも優れると評価され石井水門の「第68回全建賞」の受賞につながっている。 |
主な工事実績
| 発注者名 | 施工年度 | 工事名称 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 北海道開発局室蘭開発建設部 | 2015年度 | 富川D樋門機械設備更新外工事 | 水門扉体 |
| 東北地方整備局北上川下流河川事務所 | 2018年度 | 旧北上川右岸南浜陸閘ゲート設備新設工事 | 横引きゲート(陸閘)扉体 |
| 東北地方整備局北上川下流河川事務所 | 2019年度 | 旧北上川右岸中央排水樋管ゲート設備新設工事 | 樋門扉体 |
| 東北地方整備局北上川下流河川事務所 | 2014年度 | 月浜第二水門ゲート設備新設工事 | 水門扉体 |
| 東北地方整備局北上川下流河川事務所 | 2014年度 | 釜谷水門ゲート設備新設工事 | 水門扉体 |
| 関東地方整備局二瀬ダム管理所 | 2014年度 | 二瀬ダム選択取水設備新設工事 | 呑口ゲートフロート |
| 中部地方整備局木曽川上流河川事務所 | 2013年度 | 福束排水機場4号ポンプ増設工事 | 大型ポンプケーシング |
| 四国地方整備局山鳥坂ダム工事事務所 | 2016年度 | 鹿野川ダム選択取水設備工事 | 連続サイフォン本体 |
| 九州地方整備局遠賀川河川事務所 | 2013年度 | 河口堰多自然魚道ゲート設備工事 | 水門扉体 |
| 独立行政法人水資源機構朝倉総合事業所 | 2016年度 | 小石原川ダム選択取水設備工事 | 選択取水設備本体 |
提供可能地域
北海道 東北 関東 北陸 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄
施工手順
カタログ
会社情報
- 会社名
- 日鉄ステンレス(株)
- TEL
- 03-6841-5086
- 企業情報
- 公式サイト