エアハート工法

2025/01/15 更新
  • エアハート工法運転状況

NETIS登録番号:TH-180009-A

概要

原動力はコンプレッサーのみ。下水道を供用しながら布設替え工事や管渠更生工事、TVカメラ調査等、限られた時間内の工事を行う際の簡易水替え工法。

公的評価番号等

特許 第5456811号

新規性

・従来工法は上流側に止水栓を設置し、溜まった汚水を水中ポンプで汲み上げて水替えを行っていたが、最大通過固形物25.0mmのダイヤフラムポンプ(エアハートポンプ)に変更した。
・止水栓の中が空洞で周りのゴムを膨らませることにより、止水と排出の2つの効果を持つ特殊止水栓を使用。
・特殊プラグが逆T字型でバルブ付きのため、最大固形物を超える物の侵入を防ぎつつ、水の抵抗がないため、設置が簡単である。また、緊急時にはバブルを解放するだけで水を下流側に流すことが可能。

期待される効果

・回転式ポンプではなく完全自給式のポンプのため、呼び水対応が必要なく空運転(カラウンテン)可能で、故障もしない。
・下水道に流れる様々なゴミ(髪の毛、ティッシュペーパーなど)を吸引しても、目詰まりを起こさず搬送可能。工事の妨げになるポンプの清掃が不要となり、このため施工性が向上し、工期短縮につながる。
・管本体に特殊止水栓を設置し、ポンプピットとするため汚水が密閉された状態となり、硫化水素や臭気などを完全にシャットするため、作業員の健康を守り衛生面などの安全性を向上できる。
・特殊止水栓とプラグにより、工事箇所の上流人孔から直接汚水を汲み上げることで水替え範囲を縮小でき、歩行者の安全確保や地域住民への影響も最小限に抑えることができる。
・汚水排水の配管は3インチサクションホースを使用。機材は特殊止水栓とプラグのみのため、設置・撤去が最短で10~20分程度で完了する。
・ダイヤフラムポンプの部品点数が少なく、取り扱いや管理が簡単。

適用条件

① 自然条件
 外気温-5℃~50℃
② 現場条件
 車道片側一車線
 水替え作業時は、最大スペース幅3m×施工延長が必要である。
③ 技術提供可能地域
 全国
④ 関係法令等
 騒音規制法

施工事例・施工実績

工事採用実績

2件
84件
0件

施工手順

会社情報

会社名
ケイエス(株)
TEL
0248-94-2322
企業情報
公式サイト

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