新規性
・コンクリートブロックマットのポリエステル繊維補強不織布に、エチレン酢酸ビニル(EVA)樹脂層を設け一体化することにより、遮水機能を付与した。
期待される効果
・コンクリートブロックマットと遮水機能を有するポリエステル繊維補強不織布を一体化したため、遮水シート張工が不要となるため施工性向上が期待できる。
・施工性向上により、所要日数の短縮、及び人員削減により経済性の向上が期待できる。
・雨滴・流水などによる侵食防止効果および表法面からの水の浸透防止効果を発揮する。
・コンクリートブロックの表面に凹凸を設けたため、波浪の這い上がる力を打ち消す働きがあり、また表面覆土を施し、緑化や景観保持も可能である。
・合成繊維等で製作したマットに個別にコンクリートブロックを固定しているので、法面の形状に追従するため、屈撓性を有している。
適用条件
① 自然条件
・強風、強雨、降雪時には施工を行わない。
また、クレーン作業を伴うため10分間の平均風速が10m/S以上の場合は作業を中止する。
② 現場条件
・製品長は最長7mであるため、仮置きヤードは最低でも13.3m2(1.9m×7m)以上必要となる。
また、運搬時の輸送トラックは大型(10~15t)が通常となる。
・ブロックマットの敷設にはクレーンまたはクレーン仕様バックホウが必要である。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。