新規性
高圧洗浄工法から、温水高圧洗浄と同時に汚水吸引回収できる洗浄工法に変えた。
期待される効果
1.高圧洗浄工法から、温水高圧洗浄と同時に汚水吸引回収できる洗浄工法に変えたことにより、汚水の垂れ流し防止(洗浄剤の不使用)や噴射水、粉塵の飛散防止が可能になること、さらには洗浄により除去した汚泥を雨水桝や河川へ放流しないこと等のため、周辺環境への影響が抑制される。
2.特殊アタッチメントを使用することにより、高圧噴射と吸水回収作業を同時に行うことで作業工程の短縮が図れる。
3.従来の高圧洗浄工法は、高圧洗浄作業と、汚水の処理作業はそれぞれ2人工で行われているが、本技術により高圧洗浄作業と汚水の処理作業を1人工同時進行で作業が可能となるため、人工削減で経済性の向上が図れる。また、温水生成においてヒートコイル方式の採用が可能となることで、ボイラーの燃料代が不要になり、経済性の向上が図れる。
4.従来の高圧洗浄工法は一点集中ノズルだが、本技術で使用する回転ノズル式は、洗浄ムラになりにくく作業品質が一定になる。
5.従来の高圧洗浄工法は、噴射水の跳ね返りにより飛散するが、本技術で使用する特殊アタッチメントは、洗浄範囲周辺への飛散が防止できる為、養生の手間や通行人による作業中断も不要になるため、施工性の向上が図れる。
適用条件
①自然条件
・台風や暴風雨など雨量の多い日は、作業員の安全確保の観点から作業を行わない。
②現場条件
・高圧洗浄の水を供給するための散水栓が付近にあること。
・本体機材及びその他関連機器(貯水タンク、圧送ポンプ、発電機等)の設置に必要なスペースは2m×3mで、設置個所は平坦な場所であること。
③技術提供可能地域
・制限なし。
④関係法令等
・特になし。