調査写真撮影用アプリ

2024/08/30 更新
  • 従来の撮影状況(上)と新技術を使っての撮影状況(下)
  • 左側1列には着工前の写真とオーバーレイ(重ねて)機能

NETIS登録番号:QS-170010-A

概要

調査の写真管理業務において、スマートフォン及びタブレット端末に損傷箇所等指し示す矢印を表示させ電子黒(白)板入りの写真撮影を行っている。撮影した写真をアップロードすれば写真帳と調査書が自動で作製される技術である。尚、この技術は改ざん防止対策を講じている。

新規性

・従来、調査員が黒(白)板に情報を手書きし、指し棒で損傷箇所を指しデジタルカメラで写真撮影後、事務所に持ち帰り手入力で写真帳と調査書を作成していた。
新技術では、黒(白)板情報と指し棒代わりの矢印を表示させたスマートフォン又はタブレット端末を使って撮影を行いサーバーにアップロードすれば、写真帳と調査書が自動作成されるようにした。
・オーバーレイ(重ねて)機能の付加した撮影により、着工前と着工後の画像の比較が容易となる。
・アプリ画面の左1列に着工前の写真を表示させることにより、着工後の撮影時では、写真帳を持つ必要もなく調査員の負担軽減となり、撮り忘れもなくなる。
・画像の改ざん防止対策として、グローバルサインを取り入れ、更に画像全てにハッシュ値を入れ、改ざんを行えばわかる対策を講じている。
なお、ハッシュ値とは、以下の事である。
「信憑性確認機能(改ざん検知機能:ハッシュ値(SHA-256))」
「電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC 暗号リスト)」の電子政府推奨暗号リスト
※https://www.cryptrec.go.jp/images/cryptrec_ciphers_list_2016.pdf

期待される効果

・アプリを使えば、1人で撮影可能となり、作業の効率化及びコストの削減効果が期待される。
・黒板を設置しづらい高所や、狭小部での写真撮影において電子黒(白)板を使うことで安全性が向上する。
・画像内に調査員の姿が入らないので損傷箇所がわかりやすくなる。
・写真をサーバーへアップロードするので、リアルタイムでの管理や共有化が可能となる。

適用条件

① 自然条件
・雨天時は屋外での使用は不可。雨天時の屋外での使用は、防水機能のあるスマートデバイスを推奨する。
② 現場条件
・対象となる端末 iphone6・ iphone6s・ iphone7 ・iPadPro9.7インチ
・作業時間に見合うバッテリーを準備
③ 技術提供可能地域
・日本国内。
④ 関係法令等
・特になし。

施工事例・施工実績

工事採用実績

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施工手順

会社情報

会社名
(株)零SPACE
TEL
0977-25-8671
企業情報
公式サイト

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