ARハンマ工法

2024/05/28 更新
  • ARハンマ外観
  • 工事姿勢図およびビット形状の比較

NETIS登録番号:QS-170042-VE

概要

土留杭及び既製杭の先行掘削において、土砂から硬岩まで土質が変化しても掘削できる市街地対応型の全地盤対応掘削機。

新規性

・地盤の掘削方法を、ビットの回転による地盤の削り取りから、超高周波でのハンマ打撃に変えた。
・打撃方法は、ハンマ先端を特殊な形状の小型ビットに分割し、エアー分配装置を備え、それぞれ独立順次起動させる垂直運動により破砕する。
・排土方法を、ベントナイト泥水での排土から、圧縮空気での排土に変えた。
・掘削機の設置を、やぐら方式からクレーン吊下げ方式に変えた。

期待される効果

・掘削方法を、削り取りからハンマ打撃に変えることにより、施工速度が速くなるため、施工性が向上し、工程の短縮が期待できる。
・先端のビット形状及びハンマサイズを特殊にしたことにより、土砂から硬岩まで土質が変化しても掘削できる。
・打撃方法を独立順次起動させることにより、従来工法と同程度の低振動および低騒音を確保できる。
・先端のビット形状を外周突起状にしたことにより、転石等の影響による芯ズレの軽減が期待できる。
・排土方法を空気圧縮に変えたことにより、産業廃棄物(ベントナイト泥水)の処理が不要となるため、周辺環境への影響が軽減する。
・掘削機の設置方法をクレーン吊下げ方式に変えたことにより、やぐらの組立解体および組立解体時の高所作業が不要となるため、施工性および安全性が向上する。

適用条件

①自然条件
クレーン吊下げ作業のため、強風時は施工に注意を要す。
②現場条件
クレーン、コンプレッサー、発電機等の設置スペースとして、15m×15m程度必要。
③技術提供可能地域
全国
④関係法令等
環境省「振動・騒音規制法」

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
大智(株)
TEL
096-380-6618
企業情報
公式サイト

このカテゴリーでよく見られている工法