2022.04.01

一体化ガイドレール式水位追従型係船設備 QS-190037-A

株式会社 テクアノーツ

 

 

小型化した一体化ガイドレールと1列のみガイドレール支柱の構成より、
鋼材重量の大幅な削減による設備の低コスト化、現場工数の縮減による工期の短縮化が可能

 

 

 

新技術 一体化ガイドレール式水位追従係船設備

 

 

 

 

従来技術 独立型並列2条レール式水位追従型係船設備

 

 

 

 

 

   新 規 性

 

【従来技術】
・それぞれ独立した並列2本のガイドレールを地盤側から所定の高さに支持するガイドレー

 ル支柱を有する技術であった。
・2本のガイドレールの据付精度がよくないと、浮桟橋本体はレールの中途で引っ掛かり、

 水位に追従しなくなる。
・それぞれ独立した2本のガイドレールの据付基準値を許容値内に収めるのは、容易ではな

 く、作業期間が長期化し、作業コストが高くなっていた。

 

【本技術】
・2本のガイドレールを一体化ガイドレールとし、ガイドレール間に補強材を短ピッチで設
 置した。
・支持スパンを短くした事によりガイドレールにかかる荷重を減少させた。
・ガイドレール支柱は、2列あった構成から1列のみの構成とした。
・一体化ガイドレールにすることにより、ガイドレール間の平行度が高い精度で維持でき

 る。

 

 

 

   適 用 箇 所

 

・ダム貯水池等に設置される係船設備

 

 

 

   開 発 目 標

 

・経済性の向上
・施工精度の向上
・安全性の向上

 

 

 

   活 用 の 効 果

 

比較対象従来技術:独立型並列2条レール式水位追従型係船設備

・経済性:向上(32.02%)

・工程:短縮(29.41%)

・品質:向上

・安全性:向上

・施工性:向上

・周辺環境への影響:同程度

 

 

 

   単 価

 

都度見積り

 

 

 

   新技術活用のメリット

 

・支持スパンを短くした事によりガイドレールにかかる荷重を減少し、ガイドレール径を小
 径にする事ができ、工場製作でコスト削減ができる。
・一体化ガイドレールを地盤側から所定の高さに支持するガイドレール支柱は、1列のみの

 構成となる為、従来技術より員数が半減し、工場製作及び現場施工のコスト削減ができ

 る。
・従来技術のそれぞれ独立した並列2本のガイドレールは、コンクリート基礎の出来ばえに

 大きく影響し、高さ調整用ライナーや長孔での調整で作業期間が長期化していたが、一体

 化ガイドレールは2本のガイドレール間の平行度を高い精度で維持でき、ガイドレール支

 柱が一列な為、コンクリート基礎の出来ばえに影響を受けづらく、高さ調整用ライナー及

 び長孔での調整が大幅に少くなり、現場施工の工期短縮及び低コスト化ができる。

 

 

 

 

   施工手順