2022.04.01
ポリソイル研究会
土壌粒子の団粒化および法面コーティング効果により、土壌浸食防止を目的とする法面保護工
ポリソイル緑化工の施工実績 |
三重県紀宝町での山腹崩壊応急工事
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その他の施工実績 |
長野県上田市菅平での冬季施工
新 規 性 |
【従来技術からの改善点】
草本類等の種子及び接合材の吹付材の吹付方法から、草本類等の種子、接合材及びポリソ
イルの吹付材による吹付方法に変更した
【期待される効果】新技術活用のメリット |
従来技術からの変更により、法面の土壌粒子の団粒化および法面の被覆効果(コーティング
効果)として、表層土粒子間の結合が向上することで、以下の効果が期待できる。
① 土壌浸食に対する早期(1日~3日)の法面安定化の実現が期待できるため、降雨に対す
る法面の耐侵食能力が向上する。
② 高い降雨強度(50mm/hr)に対する法面の安定化が期待できるため、法面の耐侵食能力
が向上する。
③ 植生の繁茂時期に関係なく基盤となる法面の安定化(半年~1年)が可能となるため、
施工時期の選択幅が広がる。
従来技術は、道路土工 切土工・斜面安定工指針(平成21年度版)P214によれば、種子散
布の適用条件としては、効果発現に1~2か月程度の期間を要するとされている。
適 用 箇 所 |
法面緑化工事一般に適用が可能。
【適用範囲】
①法面勾配:1:0.5以下の法面であること
② 施工時期:通年施工が可能であり、適用できない時期はない
③ 施工場所:施工面が積雪、凍結及び凍上していない場所
【特に効果の高い適用範囲】
① 施工面積が大きく、法面の耐侵食効果を早期に実現したい施工現場
② 周辺環境等の条件により、植生工の採用が望ましい施工現場
③冬季(12~2月)の実施が必要な施工現場
【適用できない範囲】
①法面勾配:1:0.5を超える法面であること
② 施工場所:施工面が積雪、凍結及び凍上している場所
開 発 目 標 |
・品質の向上
活 用 の 効 果 |
比較対象従来技術:種子散布工
・工 程:同程度
・品 質:向上
・安全性:同程度
・施工性:向上
・周辺環境への影響:同程度
単価 |
520円/ ㎡(参考価格)