2022.04.01
株式会社 ニュージェック
ACTUS による路面平坦性モニタリング
(Advanced Compact Telecommunications Unwired-accelerometer System)
システム構成図 |
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ACTUS 本体機器 |
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新 規 性 |
・従来は、点検専用車両(路面性状測定車両)だったものを、一般車(普通車、小型車、
HV・EV 車等)に装着して計測できるようにした。
・簡易かつリアルタイムで路面状況を把握することができ、あらゆる道路への適用、経済性
・施工性の向上、工期短縮、地球環境への影響抑制(CO2削減など)が期待できる。
適 用 箇 所 |
・一般道路、自動車専用道の車道上となる。
・地方道、都市部すべての道路が適用可能である。
・計測箇所は、左前輪タイヤの走行軌跡上路面が対象となる。
・できる限り好天時、昼間の計測が望ましい。
・計測可能速度は、20~120㎞ /h 程度である。(渋滞時や急な加減速走行を除く)
開 発 目 標 |
・省力化
・経済性の向上
・工程短縮
・施工性向上
活 用 の 効 果 |
比較対象従来技術:IRI 測定(クラス2)
・経済性:向上(45.03%)
・工 程:短縮(25.93%)
・品 質:同程度
・安全性:同程度
・施工性:向上
・周辺環境への影響:向上
単 価 |
都度見積り
施工方法 |
⑴ 機器の設置
ソフトウエアを計測用パソコンにインストール後、
①車両の左前面のタイヤの取外し
②下部加速度センサ取付け
③上部加速度センサ取付け
④GPS 装置の取付け
⑤本体/パソコン設置、配線、タイヤ設置、動作確認の順に行う。
⑵ 車種別キャリブレーションの実施
模擬的な段差(硬質ゴム製:t =20㎜)を設け、ソフトウエア上でキャリブレーション
を行う。
⑶ 計測の方法
計測は、ワイヤレス加速度センサーから、得られたばね上下の加速度データを、IRI 算
定原理に即した伝達関数法の補正により算出(クラス2以上)を行い、GPS 及び車速パ
ルスから位置情報を取得し、車内のPC やタブレットに送信する。
計測中は、各センサーの受信状態、IRI、時間、緯度経度、速度、進路、累積距離等を表
示。通常計測は、運転者を含め、2~3名で実施する。
⑷ 計測データの取りまとめ
得られたそれぞれのデータ(位置情報、累積距離、走行速度、上下加速度、IRI 等)を
取りまとめる。結果の表示については、専用のソフトウエアを使い地図上に色別プロッ
トし、路面の凹凸情報を可視化する。最終的なデータ整理は、道路管理者との協議の上、
承認を得たフォーマットを提出する。
ACTUS 機器の構成 |
計測状況 |