2022.09.01
株式会社 横河技術情報
IoT 時代のデジカメ出来形検測
計測箇所へターゲットを配置 |
デジタルカメラでターゲットを映しこむように撮影 |
計測機材一式(カメラ、専用ターゲット)
新 規 性 |
【新規性】
① 検測を水糸下がりから専用デジカメ(画素数1200万画素以上)による撮影に変えた。
②帳票を人力作成から自動作成に変えた。
【期待される効果】
①により、
・ 検測を一人で行えるため、経済性、施工性の向上が図れる。
・ 検測精度が向上し、誤差が平準化されるため品質の向上が図れる。
・ 供用車線から離れた位置で検測を一人で行えるため、安全性の向上が図れる。
②により、
現場での手動入力や帳票作成がなくなるため、経済性、施工性の向上が図れる。
適 用 箇 所 |
切削オーバーレイ工の出来形検測。
出来形検測の頻度が多い工事現場では特に高い効果が得られる。
開 発 目 標 |
・経済性の向上
・品質の向上
・安全性の向上
活 用 の 効 果 |
比較対象従来技術:水糸による切削深さの検測とメジャーによる幅員の検測と人力による
帳票作成
・経済性:向上(47.73%)
・工程:同程度
・品質:向上
・安全性:向上
・施工性:向上
・周辺環境への影響:同程度
単 価 |
都度見積り
施工方法 |
1.計測個所の設計値を事前入力する。
2.計測個所へターゲットを配置する。
3. 専用デジタルカメラでターゲットを映しこむように撮影する。
4.撮影画像をパソコンへ転送する。
5.画像解析と帳票を自動作成する。
6.クラウドへアップロードする。
本技術のポイント |
・従来技術は、アナログで複数の作業員での出来形検測のため、検測時間や記録方法に課題
があった。本技術の活用により、専用デジカメを使って検測を一人で行え、測定精度が向
上し、帳票作成を自動で行えるため、経済性、品質、安全性の向上が図れる。
帳票出力ソフト(出力イメージ)