2022.04.01

バイオ・オーガニック工法 CG-980020-V(旧登録)

日本特殊緑化協会

 

 

自然を育てる緑化工法。植生基材注入工では国内最大の施工実績(全国27,800,000㎡)

 

 

 

基盤材注入状況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   新 規 性

 

のり面上に耐久性のある特殊袋状マットを布設し、浸食を受けない植生基盤層を造成することで、従来技術では困難とされてきた50°未満の斜面や、植物の根系の伸長が困難な亀裂の少ない岩盤などへの適用を可能とした。

 

 

 

   適 用 箇 所

 

・道路のり面、山腹斜面、ダム現場など

・普通土、岩盤、無土壌地など

・1:0.3より緩勾配の場所

・特に、生物多様性の保全に配慮すべき事業

 

 

 

   開 発 目 標

 

・周辺環境への影響抑制

・耐久性

・品質の向上

 

 

 

   活 用 の 効 果

 

比較対象従来技術:植生基材吹付工

・経済性:低下

・工程:増加

・品質:向上

・安全性:同程度

・施工性:向上

・耐久性:向上

・周辺環境への影響:向上

 

 

 

   単 価

 

都度見積り

 

 

 

   新 技 術

 

【新技術】バイオ・オーガニック・ディア工法(NETIS 登録申請予定)

 シカ被害対策のり面緑化工として従来工法に改良を重ね、開発された新工法。

 従来のバイオ・オーガニック工法がのり面緑化のシカ被害対策に有効なことをふまえ、使

 用する特殊袋状マット=ソウケンフォームをシカの登攀・踏み荒らしに耐えられるよう更

 に強度を高めた。

 マットが確実に植生基盤を守り、のり面の浸食防止効果を発揮。

 シカの不嗜好性植物の導入が施工時はもちろん、施工後にも播種・植栽可能。

 

①シカがよじ登っても植生基盤が浸食しない。

 これまでの注入マットより更に強度を高めた(引張1.2倍)。これによりよじ登り・踏み

 荒らしにも耐え、マットが確実に植生基盤を守り、のり面浸食防止に効果を発揮する。

 

②早期緑化せず浸食防止機能を長期間維持する。

 植生基盤材はマット内にあるため、シカの浸食防止のための早期緑化に必要な外来牧草を

 大量に導入する必要がない。

 

③施工時はもちろん施工後も鹿の不嗜好性植物を導入することが可能。

 シカが採食のため寄り付かないように道路法面に不嗜好性植物を緑化することが、シカと

 車の衝突事故を防ぐために有効な対策の一つとして期待されているが、当工法では施工後

 でも、種まきや植生の導入が可能。