2022.04.01
大同塗料株式会社
コンクリート構造物の耐久性を向上させるシラン系浸透性コンクリート保護材
アクアシール1400施工現場 |
従来品との比較 |
吸水防止層が厚いほど塩化物イオンの 浸透が遅くなる |
鉄筋腐食抑制効果の発揮 |
新 規 性 |
・コンクリート表面保護工法として、表面被覆工法から表面含浸工法とした
・使用する表面含浸材を高濃度シラン系、ジェル状、無溶剤とした
適 用 箇 所 |
塩害、凍害、アルカリ骨材反応などの劣化や水に起因する劣化および汚れが予想されるコンクリート構造物
開 発 目 標 |
・経済性の向上
・耐久性の向上
・省資源・省エネルギー
活 用 の 効 果 |
比較対象従来技術:表面被覆工法(溶剤型コンクリート長期耐久性塗装システム)
・経済性:向上(66.61%)
・工程:短縮(62.5%)
・品質:同程度
・安全性:向上
・施工性:向上
・周辺環境への影響:向上
単 価 |
都度見積り
品質・規格 |
・土木学会 表面保護工法設計施工指針(案)でオールグレードA
・東・中・西日本高速道路(株) 構造物施工管理要領シラン系コンクリート表面含浸材の
要求性能
・土木研究所資料 第4186号に基づく性能(品質)評価
・塩害対策
アクアシール1400は、より深く含浸することで、水や塩化物イオンの浸透を抑制しコン
クリート構造物を守る。
実際の海岸部暴露でも塩化物イオンの浸入を抑制している(かぶり厚さの増量効果がある
)
・電気化学的腐食診断による腐食抑制効果の確認
塩分を含むコンクリートにアクアシール1400を塗布した場合でも、自然電位は貴の方向
へ推移し、腐食速度は小さくなり、鉄筋腐食抑制効果が確認できる。
・凍害対策
6mm以上含浸することで、寒冷地の凍結融解繰り返し条件下でも高い耐久性が得られる
。
「北海道開発局道路設計要領」JSCE-K571-2005
浸透深さ:6mm以上
塩化物イオンの浸透深さ:3mm以下(w/c=55%のコンクリート)
⇒複合劣化対策仕様(塗布量0.35kg/㎡)で対応可能
・浸透性
コンクリート表層に形成した吸水防止層は酸性雨など外部からの水を遮断し、コンクリー
ト内の余分な水分は水蒸気として放散する。この性能によりアルカリ骨材反応の進行を抑
制することができる。