・⾼炉スラグを多量に使⽤したコンクリートとすることにより、⾼炉スラグを使⽤していない普通コンクリートよりも内部組織が緻密になり、塩分や⽔分、炭酸ガス等の劣化因⼦がコンクリート内部に侵⼊することを防ぐため、プレキャスト床版の耐久性が向上する。
・AE剤を使⽤しない場合でも、凍結融解試験(JIS A 1148)において300回の凍結融解サイクルを繰り返しても、相対動弾性係数が基準値(85%以上)を満⾜し、⾼い耐凍害性を有する。
・鉄の製造⼯程で発⽣する産業副産物である⾼炉スラグを材料の質量⽐率で約50%使⽤しており、資源のリサイクル利⽤が図れ、環境負荷低減に寄与でき、普通コンクリートに⽐べてCO2排出量を35%抑制できる。
・高炉スラグ細骨材の反応性により、コンクリートの内部組織を緻密化することでコンクリートは⾼強度になり、凍害に対する抵抗性、塩害に対する抵抗性、中性化に対する抵抗性、ASR(アルカリ骨材反応)に対する抵抗性が向上する。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・標準施工時にプレキャスト製品質量に応じたクレーン設置、作業スペースが確保できること。
・プレキャスト製品、使用重機の搬入が可能なこと。
・製品のストックヤードが確保できること。
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。