路面状況センサー(ロードアイ)

2022/12/19 更新
  • 路面状況センサー(ロードアイ)本体

NETIS登録番号:KK-160052-A(旧登録)

概要

路面の状況を計測し、道路状況の提供を行うと共に融雪設備の制御を行う技術

新規性

・従来は通風式気温計、路面放射温度計、路面反射比率計で個々に計測し融雪制御に使用したり道路情報化していた。本技術は、これらの計測器(気温計、放射温度計、反射比率計)をすべて内蔵し、更に雨滴検出器、回転稼働モーターを装備する。★積雪深計、★カメラ内蔵が可能。
また、従来技術は、路面1点の温度、反射率等を路面直上から計測し状態を判定していたが、本センサーは、路面を45度の角度で基準光を照射するので、道路脇の路側帯に装置の設置が可能となった。更にセンサー本体が回転稼働モーターにより左右に回転し円弧状に50点計測するので、より精度の高い路面状況の判定が可能となる。
・★積雪深計は、本センサーが路面を円弧状にスキャンすることで、路面積雪の轍(わだち)の状態が計測可能となる。これらの計測データは、★カメラ画像と共にインターネットで配信されるため、リアルタイム表示画面で現場の様子が確認可能となる。
・消融雪設備制御などに使用する下記接点出力端子、接点入力端子、計測入力端子、情報出力端子を備えているので、制御設備を遠隔にて監視が可能となる。
接点出力:路面積雪感知、湿潤感知、路面温度低下感知、センサー異常。
接点入力:状態監視1~4、設備運転、パルス入力、設備故障。
計測入力:アナログ1系統(0-5V)。
計測制御情報:シリアル端子(RS-232C)。
これら全般のロードアイ制御は、変換器収納盤内にあるモニター付き変換器で行ない、現場に合わせた設定、調整を行なうことができる。また、計測したデータは変換器内蔵のSDカードに記録される。
この変換器は、FOMA通信装置と接続され10分毎に計測データを自社サーバへ転送し、道路管理事務所ではリアルタイム情報画面にて確認可能となる。もし、ロードアイの設定変更などが必要になった場合、インターネット経由で変換器にアクセスでき、必要な設定変更などが遠隔で可能となる
※ 名詞前の★はオプション

期待される効果

・ロードアイが設置された現場の状況が★画像付きでリアルタイムに確認可能。また、積雪の様子が★轍状態も含めて確認できるので、除雪の判断データとして活用できる。
・融雪制御装置として使用する場合は、より効率的な★消融雪設備の運転が可能で、水使用量や電力使用量を削減できる。
※ ★はオプション

適用条件

① 自然条件
・センサーは屋外設置、変換機は収納盤内に設置。
・使用周囲温度は、センサーヘッド部 -20℃~+50℃、変換機 -20℃~+50℃。
② 現場条件
・路側(走行)作業スペースとして 幅3m×奥行5m=15m2および高さ7m程度必要。
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能。
④ 関係法令等
・なし。

使用する機械・工具

  • FOMA通信装置
  • サーバソフトウェア
  • ソフトウェア
  • 通信装置
  • 変換機収納盤
  • 路面状況センサー
  • 路面状況センサー(ロードアイD型)

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
山田技研(株)
TEL
0776-36-0460
企業情報
公式サイト

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