新規性
・従来は、施工単価や発生材の一時仮置き場、施工面積の確保等の問題により骨材再生工(自走式)を選択できずダンプトラックで中間処理施設等へ搬出し、現場で使用する骨材は購入し施工していた。本技術は、コンクリート塊(有筋・無筋)を様々な工事現場内で簡易に再生骨材とし利用できる様、再生骨材を製造する主体機械をバックホウ(山積0.8m3)とし、再生骨材製造機をバックホウバケット部への脱着式(アタッチメント)とした。これによりバックホウ1台で集積・骨材製造作業、請負者の直接作業などバックホウの特性(機動性、操作性)を生かした施工ができ、多種多様な条件下でコンクリート塊の現場内利用が可能となっている。
期待される効果
・工事コストの削減、輸送車両が引き起こす交通渋滞や交通事故、振動・騒音による地域住民環境の改善、道路メンテナンス費の削減、排気ガス(CO2等)の低減等の改善が図られるとともに、施工者自ら簡易に現場内で再生骨材を製造でき、廃棄物の現場内利用を促進できる。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・バックホウ(山積0.8m3)を使用できる現場。
・特定建設作業を禁止されていない区域。
③ 技術提供可能地域
・全国
④ 関係法令等
・騒音規制法(S43/6/10)法律第九十八号
・騒音規制法施行令(S43/11/27)政令第三百二十四号
・騒音規制法施行規則(S46/6/22)厚生省・農林省・通商産業省・運輸省・建設省令第一号
・振動規制法(S51/6/10)法律第六十四号
・振動規制法施行令(S51/10/22)政令第二百八十号
・振動規制法施行規則(S51/11/10)総理府令第五十八号
使用する機械・工具