2023.01.01

のり面防護材「GTフレーム工法」

補強土植生のり枠工協会

 

 

 補強土植生のり枠工「GTフレーム工法」は、盛土の補強土工などで一般に使用されるジ

オグリッドや改良土(短繊維混合補強砂)をのり枠材として用いた新しい吹付のり枠工法で

ある。
 新発想の柔構造のり枠により、ねばり強くのり面・斜面を守るとともに、全面緑化をする

ことができるので、とりわけ周辺環境に対する調和や景観保全が求められる現場で有効なの

り面対策となる。
 本工法のさまざまな性能や優れた活用の効果は、各方面で高く評価されており、国土交通

省NETIS では最高ランクに位置付けられる「平成30年度 推奨技術」に選定されている。

 

 

 

   特 徴

 

1.良好な施工性
 使用材料は、軽量・コンパクトで扱いやすいため、施工性が向上、斜面上での安全作業に

も貢献する。


2.工期短縮・コスト縮減
 施工能率の向上により、大幅な工期短縮とコスト縮減が可能である。


3.高所・長距離でも施工可能
 吹付材は、圧送性や吐出性が良好な改良土であるため、高所・長距離でも施工が可能であ

る。


4.全面緑化で景観保全に配慮
 全面緑化によって周辺環境と調和した緑豊かな景観を造成することができ、美観・景観性

が向上する。


5.廃棄物発生量を削減
 従来の枠内緑化で行うシート養生や吹付リバウンド処理が不要となるため、モルタル殻等

の廃棄物処理に必要な作業や費用が軽減できる。


6.CO2排出量を削減
 製造時に大量の熱エネルギーを消費するセメントや鋼材の使用量が少ないこと、施工が簡

略できることなどから、CO2排出量を大幅に削減できる。


7.優れた耐久性
 さびない使用材料により、供用期間中の耐久性の確保が期待できる。

 

 

 

   工法概要図

 

 

 

 

 

 

   施工例

 

 

景観に配慮した道路のり面の施工例

 

 

 

高所の山腹斜面(直高約120m)での施工例