2023.01.01

清掃保守工「アイスピグ管内洗浄工法」

アイスピグ研究会

 

 

 専用の機械で製造された「特殊アイスシャーベット」を「デリバリーユニット」で現場まで輸送し、洗浄対象管路内に注入・加圧してアイスピグを形成する。
 このアイスピグを管路の水流と水圧で押し流し、ごみや夾雑物を抱え込みながら搬送し管外へ排出することにより管を洗浄する工法である。
 これまで管外に排出するのが困難であった伏越部の夾雑物も排出可能である。
 また、効果的な洗浄方法が無くて手付かずだった下水圧送管の洗浄にも有効である。

 

 

 

   特 徴

 

1.管内の赤さびや夾雑物をソフトに洗浄、管壁を傷めない。老朽化した管路でも安全性の高い工法である。
2.従来、除去が難しかった伏越部に溜まった夾雑物も管外へ排出することができる。
3.使用する特殊アイスシャーベットは水と人体に無害なFPD(氷点降下材)を材料としており、人体に無害で環境にやさしい工法である。
4.従来のピグ工法と異なり詰まることが無い。また、口径の変化や曲がりにも追従して、管内をくまなく洗浄できる。
5.作業時間が短く、一度に長い距離を洗浄することができるので断水時間を短くできる。
6.従来工法のように洗浄後に夾雑物が残らないので、ウォーターフラッシング時間が短く水の使用量を節約できる。

 

 

 

   適用条件

 

• 圧力管路であれば洗浄する管の種類は問わない。
• 適用口径は50mm以上500mm以下。
• 管路に特殊アイスシャーベットを注入、排出するための空気弁や消火栓などの設備があること。
• 特殊アイスシャーベットの輸送時間および注入時間の合計が、原則4時間以内であること。

 

 

 

   実 績

 

• 施工件数 321件
• 施工距離 175㎞

 

(2022年9月末現在)

 

 

 

   使用機器

 

 

 

 特殊アイスシャーベット製造機

 

 

 

 

 デリバリーユニット車

 

 

 

 

 FAS(水質監視機)