2022.01.01

のり面工「トーコンプラス工法」

法面対策工法協会 東北

 

 

 老朽化し補修が必要なモルタル・コンクリート吹付法面を補修・補強する工法。老朽化モルタル・コンクリート吹付法面をリニューアルし、延命化を図る技術である。

 

 

 

 

 

 

 

   適用範囲

 

 本工法は、老朽化した吹付モルタル面のうち、崩壊の前兆がなく、背面地山の風化深さが3m程度までの法面を対象とする。ただし、湛水部に施工された吹付法面は対象から除外することとする。長期間の供用により、モルタル吹付面に亀裂の発生や、空洞化現象やモルタル片の剥離などの発生等、何らかの延命化対策や補修工法が必要な法面に対応する。

 

 

 

   特 徴

 

1.老朽化モルタル・コンクリートのはつり作業が不要であり、産業廃棄物を発生させない技術である。
2.フレームワッシャーとファスナーボルトを用いて、地山と新旧モルタル・コンクリートを一体化し、より安定した法面にリニューアルする。
3.地山背面の風化深さに応じてSタイプ、Lタイプ、Rタイプを選定し、空洞がある場合は充填注入(Gタイプ)をおこなう。
4.2種類の短繊維を配合した高品質モルタルである。ポリプロピレンとポリエステル短繊維の相乗効果によって、曲げ強度、曲げタフネスおよび耐久性が大幅に向上する。
5.施工後のひび割れの発生を抑制する。フレームワッシャーと高品質モルタルの相乗効果によってクラックの発生を抑制する。