2023.01.01

土壌改良材「バーク堆肥」

全国バーク堆肥工業会

 

 

   品 質 基 準

 

同工業会の品質基準は次のとおりである。

 

注:

1. 各成分含量および陽イオン交換容量は乾物当たり。

2. 有機物含量は炭素含量を求めて1.724倍するか、強熱減量を用いる。現物の場合は28%以上。

3. 全窒素含量硝酸態窒素も含む。

4. 含水率は有姿(現物)

5. 幼植物試験はコマツナ法(肥料取締法の植害試験に準ずる)。

 

 

 

   バーク堆肥の各作物別の施用量

 

施用量は、作物の種類、土壌の条件、地域的な気候などによって多少の相違があるが、次の基準を目安として、土壌と良く混ぜて使用する。

(1袋は40リットル(容量)または20kg(重量))

 

◎水稲・洋菜類

1000~2000kg/10アール

◎一般野菜(露地)

1000~2000kg/10アール

◎施設園芸

2000~5000kg/10アール

◎一般園芸・花き

1000~3000kg/10アール

◎鉢物

培養土の容積の20~30%

◎花壇(培養土)

2000~3000kg/10アール

◎葉タバコ(本園)

1000~1500kg/10アール

◎牧草

3000~4000kg/10アール

◎果樹・緑化用樹木

 

低木(樹高1m位、果樹新植)

3~5kg/本

中木(樹高2~3m位、果樹成木)

10~15kg/本

高木(樹高4~6m位、果樹成木)

20~40kg/本

老木の樹勢回復ないし移植

2~5トン/株

◎茶園(桑園も同じ)

 

新植

3000~4000kg/10アール

成木

1000~2000kg/10アール

◎樹木の苗床

 

果樹苗床

6000~9000kg/10アール

果樹以外苗床

3000~4500kg/10アール

◎芝生

 

新植

500~1000kg/10アール

 

 

ゴルフ場のグリーンの造成:5000~6000kg/アール(一般にこの場合施用量は特に大量に必要となる)

目土:全土の30%(容積)になるように添加する。

 

 

 

   バーク堆肥を施用する場合の注意

 

バーク堆肥は、農地の場合はこれまでの慣行堆肥と同じであるが、次の場合には以下の点に

注意する。

 

1.播種または移植・床替の場合には、2~3週間前に施用し、土壌と良く混合して、なじま

  せておく。施用後すぐに播種または床替を行う場合には、十分に灌水する。

2.大量に施用する場合には、施用当初は土壌が乾燥しやすいので、しばらくの間は灌水に

  注意する。

3.特殊な例として、腐植含量の極めて低い瘠悪な土壌の改良のため、極めて大量のバーク

  堆肥を施用する場合は、一度に施用しないで、各作物ごとに年間に何回かに分けて施用

  するか、あるいは数年に亘って分けて施用し、漸進的に改良効果を高めて行く方が無難

  である。

4.以上で述べたように、バーク堆肥には保水力が強いという優れた特性があるが、一度乾

  燥するとなかなか水を吸収し難い性質を持っている。

 

 

品質検定表示マーク

 

 

 

 

   全国バーク堆肥工業会 会員及び商品名