2023.01.01

グランド・コート舗装工(準全天候型)「ニュークレイ/SSIH」

奥山スポーツ土木株式会社

 

 

   ニュークレイ

 

従来からの土を利用したグラウンドの舗装法には、クレイ(粘土)舗装、ローム(赤土)舗装、ダスト混合舗装などがあるが①ほこりが立つ ②降雨によって軟弱になり、すぐ使用できない ③冬期には霜溶けのため使用できない、などの欠点があった。従来の土を利用したグラウンド舗装は降雨によって表面が溶解するため、容易に軟泥化し、乾燥すれば微粉化した土の粒子が風によって舞い上がり土ぼこりの原因となり、冬期においては霜溶け現象の原因にもなっていた。このニュークレイは、粘土の可塑性を阻害することなく乾燥に伴って水壊・溶解しない粘土鉱物で形成された不溶土で、全天候・オールシーズン型グラウンドの施工を可能にした。

 

 

■ 特 徴

1.浄水場から発生した土を原料としたグランド舗装材

2.水に溶けない(雨に流されない)

3.使用感は今までのクレイと全く同じ

4.雨上がり後ただちにプレイができる

5.霜溶けによるグシャグシャ状態がない

6.各種舗装の中で疲労度が最も少ない

7.建設費が安い

8.反射熱が少ない

9.ほこりが立ちにくい

10.維持管理費が安い

11.化粧砂撒布ができる

12.下層の砕石層を必要としない

 

 

■ 用 途

・グラウンド

・テニスコート

・一般野球場

・遊園地

・公園などの散歩道

 

 

従来クレイ舗装コート(降雨時に足跡が付く)

ニュークレイ舗装コート

 

 

ISO9001:2015の認証取得(公共スポーツ施設の施工)

環境活動評価プログラム EA21(環境省主唱)登録済

 

 

 

   SSIH

 

■ 改良土の効果

1.保水性に優れているので乾燥を遅らせ風による消失も少ない。

2.保水を伴う疎水性に優れ、泥状になりにくく、効果的な団粒化した土壌が得ら

  れるので、過度の水分が補給されても泥状になりにくい。

3.エトリンガイトの生成やポゾラン反応による強度を発現するので、流失しにくい土壌が

  得られる。

4.長期的にポゾラン反応が生じ、イオン交換作用によって団粒構造となるので、攪拌・締

  め固めの繰り返しによる安定土壌の再構築が可能。

 

 

■ 改良後のグラウンドの特徴

1.改良土は、原料による固化土ではないので、スパイクなどにより破壊されても元の状態

  にすぐ戻せる。

2.通常土と同様に乾燥した場合は湿り気を与え、終了後はトンボ・再転圧の作業が好まし

  い。

3.グランド使用中は土粒子を細かくする(比重が軽くなる)ため土が舞う状態になるが、

  散水することにより防塵し、改良土も膿む心配はない。

4.本製品は安定土壌づくりに主眼を置いているので、さらなる強度発現のために他の製品

  と組み合わせることも可能であるが、本来の特性を失う場合もある。

 

 

■ 施 工 事 例

 

施工前は乾燥がひどく表土がパサパサな状態

 

水分を適度に保有した歩み心地の良い状況が得られた