2020.01.01
グリーンポケット協会
道路のり面、急傾斜地などのコンクリート擁壁は空間規模が長大で圧迫感があり景観や生活環境を損うことがある。
ウォールポケット工法はそのようなコンクリート構造物に、景観に配慮したプランターを設置し、花木やつる植物を植栽し緑化することでアメニティ空間を創出できる、自然や周辺環境との調和を重視する壁面緑化工法である。
特 徴 |
本工法は構造物の表面または構造物内にプランターを設置し植栽する工法で、構造物の種類に応じてタイプを選択できる。
また、緑化目標・目的に応じて設置箇所を任意に弾力的(設置間隔、数量)に設置できる。
1.構造物表面に設置するタイプ・・・W-B型、W-I型、W-II型
・金網製のプランターは軽量なため、高所および重機の使用が困難な場合でも設置しや
すい。
・金網製プランターは表面に化粧(丸太や塗装)を施すことで、より修景効果を高める
ことができる。
・プランター底部には保水層、上部は防草対策に優れたマルチングシートを設けた構造
のため維持管理も軽減できる。
2.擁壁と一体化するタイプ・・・W-III型
・もたれ擁壁や石積、ブロック積など、厚みの少ない構造物に適用する。
・植生基盤は、擁壁の裏側および植栽孔パイプ内に造成する。
・導入植物はつる植物、草本類に限定される。
W-B型(金網製プランター)
W-I型、W-II型(コンクリート製プランター)
W-III型(擁壁一体型プランター)