2023.01.01

構造物とりこわし工「スーパービッガー工法」

株式会社 カコ-

 

 

低振動、低騒音で硬岩・コンクリート構造物を割岩破砕する工法。ビッガーの原理は古来から日本の石工が用いた「セットウ」「セリ矢」の技法を油圧機械化した『ウェッジ』と『ウェッジライナー』を用いて127mmの孔に1700tの油圧力で構造物を取り壊す。

 

 

 

 

 

 

   特 徴

 

・低騒音、低振動で破砕できる

・硬岩から硬岩破砕に適応

・汎用ショベル(0.7m3クラス)に搭載し、狭い場所から広い場所まで適応できる

・小ベンチカット工法で連続作業が可能

・鉄筋コンクリート構造物にも適用できる

 

 

 

 

   施 工 機 械

 

穿孔機械:大型油圧クローラードリル又は、コアボーリング機 φ127mm

油圧割岩機:HRB-1700 仕様 総重量:1,482kg 全長:4,220mm 油圧:350kg/cm2

搭載用台車:油圧ショベル(0.7m3クラス以上)

二次破砕:油圧ブレーカ(2400kg以上)又はリッパー付重機

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

   施 工 手 順

 

1.穿孔作業(岩盤、RC構造物の場合)

  穿孔径:127mm

  設 計:(0.5-1.0m)×(0.5-1.0m)×2.5m【W×S×H】

 

 

鉄筋コンクリートでは専用ビットを特別の場合はコアボーリング機を使用

 

 

 

2.割岩作業(HRB-1700)

 

 

127mmの孔にビッガーを挿入してウェッジを圧入して対象物を破砕する

 

 

 

3.二次破砕

 

 

割岩後、リッパー付ブルドーザーや油圧ブレーカーで積み込みできる大きさに小割する。特に、根切りが不十分だと以後の割岩作業に悪影響を与える

 

 

 

4.積み込み搬出

 

 

油圧ショベルで集積、積み込みを行う。規模に応じたダンプ、ショベルを選択する

 

 

 

 

   切り羽での機械設置例