2023.01.01
大同塗料株式会社
コンクリート表面に塗布するだけで、内部に深く浸透し、コンクリート表層部に吸水防止層を形成する。この吸水防止層がコンクリート構造物への水の浸入を防ぎ、塩害、凍害、アルカリ骨材反応等の劣化要因からコンクリート構造物を保護する。
(NETIS登録KT-070047-V/旧登録)
期待効果:吸水防止層・遮水性・遮塩性・水蒸気透過性が向上、鉄筋腐食抑制、凍結融解抵抗性が向上、アルカリ骨材反応抑制、美観・景観維持
特 徴 |
1.施工が容易、工程が少なく工期が短い
2.再施工が容易
3.安価
4.外観変化がなく、表面状態の確認や点検が容易
5.高濃度・高含浸
6.水蒸気透過性に優れる
7.鉄筋の腐食を抑制
8.NETIS-V(事後評価済技術)に登録
9.断面修復材との併用可能
10.ひび割れに対する遮水効果
11.NEXCO「構造物施工管理要領」に対応
従 来 技 術 と の 比 較 |
防水防止層の形成システム(高濃度・高含浸) |
アクアシール1400は高粘土・高密度のジェル状であり、垂直面や天井面でも必要量を1回で塗布することが可能。また、養生中、特殊添加剤が表層に残ることでシラン成分の飛散を抑え、より深い吸水防止層を形成する。
塗 布 状 態 と 乾 燥 後 |
放射状に含浸して均等な吸水防止層を形成するので、多少の塗りムラは気にする必要がなく、施工が容易。
塩 害 対 策 |
より深く含浸することで、水や塩化物イオンの浸透を抑制しコンクリート構造物を守る。実際の海岸部暴露でも塩化物イオンの浸入を抑制している(かぶり厚さの増量効果がある)。
鉄 筋 腐 食 抑 制 効 果 の 発 揮 |
外部からの水の浸入を抑制し、コンクリート内部の余分な水分を放散することで、コンクリート中の水分量を減少させることが可能。また、吸水防止層は塩化物イオンの拡散係数を大幅に低減し、鉄筋腐食の大きな要因である塩化物イオンの浸入も同様に抑えるので、鉄筋の腐食を抑制する。
凍 害 対 策 |
6mm以上含浸することで、寒冷地の凍結融解繰り返しの条件下でも高い耐久性が得られる。(複合劣化対策仕様)
透 湿 性 |
コンクリート表層に形成した吸水防止層が外部からの水を遮断し、コンクリート内の余分な水分は水蒸気として放散する。
そ の 他 |
断面修復工法との組合わせにより劣化因子の侵入をさらに抑制、塗布量を増すことによりさらに含浸深さを高める。再施工性やひび割れに対する遮水効果にも効果を発揮する。