2023.01.01
九州タンカル協議会
炭酸カルシウム(タンカル)は、CaCO3からなる微粉末で、石灰石を粉砕して製造した天然品と生石灰から化学的に製造した合成品があり、次のような種類がある。
普通炭酸カルシウム(普通タンカル)
一般に3mmから20μm程度の粉状石灰石をいい、舗装用、工業用、排脱・中和用、農業用、飼料用などに使用される。規格としてはJIS-A5008(舗装用石灰石粉)及び肥料公定規格などがある。
白色結晶質石灰石と寒水石
用 途 |
土木・建築:アスファルトフィーラー
道路用タンカル(アスファルト合材)
農業・畜産:畜産、飼料用タンカル
骨材アスファルトフィラー(タンカル)
道路の構造は舗装部と路床部に大別され、舗装部は表層と路盤よりなる。
石灰石は比重、吸水率、安定性に優れているため路床材や路盤材として重用されるが、耐摩耗性の点から、表層材としてはあまり使用されず、補助材として使用されている程度である。
アスファルト舗装材として石灰石を微粉砕したタンカルは欠かせないものであるが、これはアスファルトとの親和性があり、アスファルト混合物の隙間の充填、アスファルトの中和、アスファルトの粘性抑制と強度の増強などの特性を有しているためである。
アスファルト舗装工事
アスファルト合材プラント:サイロにタン
カルを貯蔵し、合材に混合された後、種類
別に3基のサイロに入れる
養鶏への飼料にタンカル添加