2023.01.01
日本原料株式会社
日本原料㈱は昭和14年に創業し、最適な原材料と製品を追求して茨城県高萩市などに採取地と工場を設置した。24時間オートメション化した生産体制で、お客様の要望に応じた高品質な製品の安定供給をしている。高萩工場は日本水道協会の水道用資機材品質確認実施工場として認証を得ており、全国の水道局で採用されている。
水道用ろ過砂 |
ろ過砂による水の浄化は、砂層による浮遊物の阻止や水溶性の吸着などの物理的作用によって行われるものと、生物化学的な相互作用によって行われるものがある。ろ過池内のろ過砂層は微少な砂の集まりである。その微少な砂と砂の空隙も1μmに満たない細菌に比べれば非常に大きな隙間となるにも関わらず、その大部分はろ過砂層で除去される。急速、緩速のいずれにおいても、ろ過砂の果たす役割は大きく、ろ過砂は「水道の命」といわれている。
水道用ろ過砂利 |
ろ過砂利は直接ろ過をしないが、支持層としてろ過砂が集水装置に落ち込むことを防ぎ、逆流洗浄が均等に行われるために極めて重要な役割を果たしている。粒径2㎜以上で、球形に近く硬質で清浄、均質なものを選別し、粗粒を下層に細粒を上層に順次水平に敷き均して使用する。
アンスラサイト |
無煙炭を破砕し粒状にしたもので、日本原料㈱では北ベトナム産のホンゲイ炭またはこれに準ずるものを使用している。アンスラサイトはろ過砂に対して真比重が小さく空隙率が大きいという特性から多層ろ過に適している。
マンガン砂 |
新砂が自然にマンガン砂になるまでには数ヶ月から数年もの期間を要する。日本原料㈱のマンガン砂は、厳選された急速ろ過砂の表面に繰り返しマンガン被膜処理をしたもので、除鉄・除マンガン効果に優れている。
Gセラミック・Mセラミック |
硬質粘土を焼成し、多孔質の素材として溶融結晶化したものをろ過材の核とし、その表面に接触酸化性のある被膜MnO2・H2Oの特殊加工などを施したもので、除鉄・除マンガン効果に優れる。比重の違いなどでGセラミックとMセラミックを用意している。
色度除去ろ材(ニューカラーカッターライト・カラーカッターG) |
天然有機着色水であるフミン質由来の色度成分除去に最適なろ材。このろ材はβ型二酸化マンガンを有し、酸化剤に次亜塩素を使用して接触酸化法で色度を除去する。原水水質に合わせて選定できるよう2種類を用意している。
高性能ヒ素除去ろ材 |
ヒ素は古くから知られている有毒性の元素であり、ヒ素を含有する水を長期間飲用することでヒ素中毒やガンの原因となる。そのため原水中に含まれるヒ素は確実に除去する必要がある。
ヒ素除去ろ材は、資機材試験に合格した安心の品質で、吸着を原理とした除去性能を持つ。また、中性域で処理が可能なため、従来の処理方法と比較して必要な設備が削減できる。
公表価格 ※2022年1月現在 単位:円(税抜) |