2023.01.01

コンクリート擁壁「RECOMシステム」

エスビック株式会社

 

 

RECOMシステム擁壁は、基礎を現場打ち鉄筋コンクリート造として、前壁(壁体)はRECOMユニットを使用して空洞部を鉄筋コンクリート造とする鉄筋コンクリート組積造として構成されるL型、逆L型擁壁である。

前壁に小型の建築用コンクリートブロックを使用するが、宅地造成等規制法に基づく大臣認定(国関整計管第20号)を取得しているため安心して使用することが出来る。

 

断面図

 

 

 

   認定条件

 

RECOMシステム擁壁は、事前説明を受けて着工し、認定を取得している設計断面で、築造仕様書の通り(フロー図参照)の工事を行う。工事終了後には書類と完了審査があり、仕様通りであることを確認して認定擁壁となる。

ユニットを用いるだけでは認定擁壁とはならない。

 

フロー

 

 

 

   特 徴

 

・ユニット

RECOMユニットはJIS 認証品でもあり、防水性も備えた高品質・高強度ユニットで擁壁の用途に使用することが可能。ユニット厚さ毎に適用高さを規定。

横筋ガイド付きで配筋を簡素化、壁内にスペーサーの設置不要。

他の景観資材と調和するように様々な意匠を備えている。

 

RECOMシステム(2SP)

 

 

・設計

設計は3~14段積み。最大高低差2.75m。

土の内部摩擦角を想定した「設計記号:F」を56種類、宅地造成等規制法施行令の土質条件を適用した「設計記号:K」を26種類、合計82種類のパターンで認定を取得している。この中から現地地盤に適する土の条件を選択する。

3段、4段には逆L型設計もある。

設計記号F の5段以上の設計では、フェンス荷重、中地震、大地震の検討も行っている。

 

・施工

施工は築造仕様書に基づき行う。

 

RECOMシステム(6RB)