2023.01.01

上水道施設・更生工「アクアライナー工法」

アクアライナー工法協会

 

 

アクアライナー工法(CIPP)は、更生材を水頭圧及び、空気圧により既設管路内へ反転挿入し、既設管内壁に張り付け、温水循環にて加熱硬化させる。

さらに、ウォーターハンマー等の衝撃に耐えるように、更生材の周囲に耐圧ジャケットを設置し、更生材を保護する。道路等を掘らずに、老朽化したパイプラインに新しいプラスチックパイプを形成し、蘇らせる工法である。

 

 

 

   施工方法

 

管状に加工されたグラスファイバー(樹脂吸収材)の外表面をポリエチレンフィルムで気密的に覆ったアクアライナーに、液状の不飽和ポリエステル樹脂を含浸させたアクアライナーライニング材を、水圧又、引込みにより管内(上水管・工業用水管・農業用水管)に反転挿入させ、次にアクアライナーライニング材内部を加圧することにより既設管路に押圧する。

この状態を保持し、ライニング材内部を温水又は温水シャワーにより加熱させ、含浸させた液状の不飽和ポリエステル樹脂を硬化させ、既設管路内に新しいパイプを形成する。

 

 

 

   施工手順

 

 

 

 

   適用範囲

 

管  種 :鉄筋コンクリート管、陶管、鋼管、鋳鉄管、その他

管  径 :φ125mm~φ1350mm

施工延長 :通常300m まで その他 管径による

内  圧 :設計圧力1.5MPa その他 条件による

曲  り :45度以内施工可(皺が発生する)

 

JWWA Z108 水道用資機材―浸出試験に適合

JWWA K135 液状樹脂塗料塗装―浸出試験に適合

JWWA K138 水道送・配水管管更生用無溶剤型二型

 

 

 

   施工状況

 

 

 

施工前後の上水管の状況

施工前

施工後

 

 

 

   完成構造図