2023.01.01
株式会社今井美装店
NETIS 登録No.KK-990021-VR(旧登録)
建築構造物等の塗膜剥離作業状況 |
橋梁上部接合部分素材仕上がり |
IMI工法は、劣化した既存塗膜面に安全な生分解性塗膜軟化剤を塗布し、塗膜を軟化させ高圧温水を噴射することにより剥離を行う工法である。
コンクリート下地を傷付けることが少なく、高い効率性を持ち、環境破壊や公害につながらず動植物にもやさしく、安全面や衛生面にも支障のない剥離施工を可能にした。また、後工程の費用削減、かつ下地を必要以上に傷めることが少ない建築構造物等の既存塗膜剥離工法である。
特 徴 |
1.コンクリート下地を傷めることが少なく、既存塗膜を剥離する。
2.温水使用のため剥離速度が速く、工期の短縮、工費の縮減が図れる。
3.塩化メチレンを使用せず、環境への負担を大幅に軽減。
4.低騒音、低振動で粉塵公害が発生しない。
5.弾性系・アクリル系塗膜に対しては特に有効。
6.平成10年版建設大臣官房官庁営繕部監修 建築改修工事管理指針(4.6.3⒝⒞)の高圧
水洗工法・塗膜剥離剤工法に該当。
用 途 |
・建物外壁の劣化した外装用塗料仕上面を全面剥離する場合。
・マンション等の外部階段・立体駐車場の素地調整を行う場合。
・ALC下地または軟質サイデイング表面の劣化した外装用塗料仕上面を下地を傷めることが
少なく全面剥離することができる(剥離塗膜が回収できる)。
IMI仕様塗膜軟化剤 一般販売 |
・日本ペイント(株):ニッペリセットエコ橋梁用
・横浜化成(株):IMI仕様軟化剤ソフトリムーバー
・(株)ニシイ:IMI仕様塗膜膨潤・軟化剥離剤#241
施工手順 |
鋼構造物の塗膜剥離の作業フロー(予備試験および本施工)
① |
1. IMI仕様塗膜軟化剤をスプレーで250g/m2を均一に塗布
する(1回目)
② |
2. IMIペーパー※をIMI 仕様塗膜軟化剤の上から貼る(軟化
剤のたれ止め)。
※IMIペーパー幅:23cm
トイレットペーパー幅:11.5cm
水に流せるティッシュペーパー
③ |
3. 直後から1~2時間放置し、塗膜の浮き状態を確認してか
ら250g/m2を均一に再塗布する(2回目)
⑤ |
4. 換気を充分に行い、塗布後6時間、24時間(翌日)、30時
間、48時間、塗膜が剥離可能な状態になるまで放置する。
本施工に備えて塗膜が軟化するまでの時間を把握してお
く。
⑥ |
5. スクレーパー等で剥がす。
6. 厚膜で塗膜が残った場合、1、2、3、5を繰り返す。
⑦ |
7. 塗膜を除去した鋼材面を水拭き(ウェス等を濡らして)す
る。
8. 鋼材の乾燥を確認し、塗装作業に入る。