2020.01.01
カネソウ株式会社
景観性を重視した、スリムなみぞ蓋で、デザインを重視した排水溝ができあがる。歩道・公園・公開空地・建物まわりの舗装空間において、みぞ蓋を目立たないよう、開口部(スリット)の幅が60mmの、意匠にこだわった排水みぞ蓋である。
特 徴 |
デザイン重視
舗装空間における、排水用の開口を極力細くした、開口部(スリット)の幅が60mmの、みぞ蓋である。開口部(スリット)の位置をU字溝の幅に対し、片側に寄せた形状とし、境界側の固定金具を枠内部に埋め込む形状とすることで、開口部をより敷地境界間際に設置でき、舗装路面全体のデザインを崩さずに排水溝を設けることができる。
細いスリットでも排水性能は確保
スリット幅を狭くしたことにより、従来より排水性能が低下することを考慮し、排水性能試験を実施。試験は、水槽に貯めた水を、スリットから流出させ、水位の変化と経過時間から流出量を算出する方法を採っている。
降雨強度100mm/hの場合の各製品1m当たりの排水性能
トータルコスト削減
スリット蓋・枠一体構造で、施工も簡単である。U字溝の上に枠を載せ、ボルトで固定するだけの作業で設置できる。その後、路面の舗装を行うことで、スッキリとした景観を実現。従来のみぞ蓋のように、蓋に舗装材を充填する作業もなく、工期短縮・トータルコスト低減が可能である。
安心・安全な強度設定
スリットみぞ蓋の強度は、車道以外で、車両の乗り入れる可能性のある場所に設置できる、14トン用、2トン用と、人や自転車だけが通行する場所に設置できる歩行用の3種類を設定。U字溝の天端に梁を渡す構造で、高い強度を有し、スリット蓋・枠全体のたわみを少なくすることで、舗装材の破損をなくす。
ユニバーサルデザイン
スリット蓋は細目タイプのグレーチングを採用。すきまは6mmで、車椅子のタイヤやハイヒールの踵などが入りにくく、通行もスムーズに行える。スリット蓋表面は、凹凸加工を施した滑り止め模様付である。
豊富なバリエーション
スリット蓋はステンレス製、スチール製、ダクタイル鋳鉄製の3種類を設定。使用場所や条件によって選ぶことができる。枠は耐久性・強度に優れる溶融亜鉛めっきを施したスチール製である。また、駐車場などの出入口に適した、スリット蓋のボルト固定式もある。
スリット幅は60mmのほか、100mmと24mmをラインナップ。