2023.01.01
株式会社 水研
水研は1980年、業界で初めてダクタイル鋳鉄製ボール形可撓伸縮管「フレキベンダー」を開発。「フレキベンダー」は伸縮・偏芯・回転の機能により、地盤の動きを吸収する免震ジョイントである。ボール部と二重管部の基本構成にスリーブ管を組み合わせることで、偏芯量、伸縮量ともに100mm単位で増やすことができるため、地震などによる複合荷重を無理なく吸収、管路の耐震化に貢献する。1989年のサンフランシスコ地震、1994年のロサンゼルス地震や1995年の阪神淡路大地震でも全く損傷がなく、優れた免震性能を実証した。国内外での累計納入実績は11万台を突破。最新のトピックスでは、異種金属接触による腐食対策が不要なステンレス短管一体型(絶縁型)が新たにラインナップに加わった。
偏芯量100mm 伸縮量100mm
偏芯量200mm 伸縮量200mm
偏芯量300mm 伸縮量300mm
機 種 と 用 途 |
・呼び径:50~1500mm
・接続形状:GX形、NS形、フランジ、K形、PE挿し口付、ステンレス短管一体型(絶縁
型)
・用途:コンクリート構造物との取合い部・ポンプ場・配水池接続箇所・水管橋橋台下部、
道路・鉄道横断管の前後など
フレキベンダーの特徴 |
・偏芯量・伸縮量を100mm単位で増やすことができるため免震性能に優れている。
・屈曲角が大きく(片側15°)、捻れにも対応できる。
・最大偏芯時においても断面形状に変化がなく、スムーズな流れを保持する。
・ダクタイル鋳鉄製なので強靱、内面エポキシ樹脂粉体塗装により耐食性に優れている。
・運搬や施工時には動かず、地盤沈下や地震時に作動する特殊ボルト「ストッパーボルト」
を装備。呼び径75~200mmは、拘束水圧1.0MPa対応「ストッパーボルト」が標準装備
されている。
・PE挿し口付タイプは、EF接合でポリエチレン管と一体化できる。
・ステンレス短管一体型(絶縁型)は、ステンレス鋼管との溶接一体化ができる。
フレキベンダーPE挿し口付 |
ステンレス短管一体型(絶縁型) |