2023.01.01
藤林コンクリート工業 株式会社
水処理能力を超える水が流入した場合や、河川が増水した場合に雨水を流す事が出来ず溢れ
て洪水となるケースがふえている。
なかでも、アンダーパスの構造をもつ道路は、集中豪雨に伴う雨水の大量流入により、急激
に短時間で冠水する危険がある。
そのような特殊な場所の場合でも雨水貯留浸透施設を設置することが可能となる製品である
。
特 徴 |
1.製品は積上げ式
製品段数を増やすことにより大量の雨水を貯留することが可能。
2.一時貯留で地下浸透及び排水
大量の雨水を一時貯留し地下に浸透させたり排水することができる。
3.水量調節
通常の雨水の場合には下流に排水し、大量の雨水が発生した場合に貯留槽に一時貯留す
る。
4.増水の軽減・冠水までの時間を遅延
増水の軽減や冠水するまでの時間を長くする効果が期待できる。
設置範囲 |
1.棟間部(隣棟間隔部)
集合住宅の棟間に設置。
2.各戸貯留
各戸敷地内に設置。
3.駐車場部
駐車場下に設置。
4.道路貯留
道路下や歩道部に設置。
上記のような設置敷地面積に余裕がないような場所でも既存施設を活かしたまま貯留施
設を設置することが可能である。
設置施工 |
1.床掘・掘削
2.底部充填剤敷設
3.製品設置
4.敷均し・締固め
5.完成
水量調節 |
上流から流入してきた雨水を水量調節枡から貯留槽に流すことにより、下流に流す雨水の量
を減らすことができる構造となっている。
1.雨水の流入
上流または道路から流れてきた雨水は枡に流入します。
2.下流に排水
通常の雨量の場合には、そのまま下流に排水します。
3.貯留槽に貯留
大量の雨量には水量調節ブロック内に雨水が流れ貯留槽に貯留されます。
地下浸透 |
貯留槽内に貯留された雨水は時間をかけて地中に浸透させる構造となっている。
地層によって浸透させることが困難な場合には浸透可能な地層まで硬質塩ビ管などで通す方
法などにより浸透させる。
点検口 |
製品の上部には専用のコンクリート蓋があり開口部を設けることにより点検口として維持管
理を行うことができる。
また、設計以上の雨量があり貯留・浸透が間に合わない場合には、この点検口から強制的に
排水することが可能となる。