塩害対策工法研究会

企業概要

我が国の社会資本は、近年急速に老朽化が進み、この状況に適切に対処するには、高い耐久性を確保できる維持管理技術の開発が求められている。このような社会的背景に鑑みて、(公財)鉄道総合技術研究所では、かねてから構造物のメンテナンスに関する研究・開発を行ってきた。その中で、コンクリート中の鉄筋腐食を誘発する塩害について、その抑制を目指して旧日本道路公団の試験研究所と連携し、「SSI(Suppressing Salt Injury)工法」を共同で開発・実用化した。塩害対策工法研究会は、SSI工法及びその関連技術について、技術の向上と普及を図ることを目的として、2010年に設立した。

会社情報

メーカー
塩害対策工法研究会
所在地
〒186-0002東京都国立市東1-4-13COI国立ビル2階 ㈱ジェイアール総研エンジニアリング内
TEL
042-501-2605
企業情報
http://www.ssikk.jp/index.html

SSI工法とは

 

SSI工法は、コンクリート中の塩分に直接作用する「塩分吸着剤」を活用して、他の防錆工法では実現できない特長により、抜本的かつ長期的に塩害を抑止する。

 

 

〔塩分吸着剤の機能〕

「塩分吸着剤」は、層状構造を有するカルシウム・アルミニウム複合水酸化物で、予め層間に鉄筋腐食抑制効果のある亜硝酸イオン(NO2-)を保持している。

海水や砂、融雪剤などから供給される塩化物イオン(Cl-)に直接作用して、鋼材が腐食しにくい環境に改善する。

すなわち、鉄筋・鋼材を腐食させる塩化物イオンを吸着して無害化し、防錆効果を有する亜硝酸イオンを放出するため、極めて効率的に防錆環境を提供する。

 

 

〔SSI工法の特長〕

①鉄筋の防錆

ケレンによって除去しきれなかった錆中の塩化物イオンを吸着し、亜硝酸イオンを放出することにより、鉄筋を防錆する。

 

②コンクリートに浸入した塩化物イオンを吸着

コンクリート中の塩化物イオンを吸着し再拡散を抑制する。

 

③外部からの塩化物イオンの浸入を抑制

外部からの塩化物イオンを表層でトラップし、内部への浸入を抑制する。

 

 

 

 

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このメーカーの商品一覧

  • NETIS(旧)

「塩分吸着剤」による高防錆型断面補修工法

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