SSI工法

2024/11/12 更新
  • 「塩分吸着剤」の模式図
  • 鉄筋周辺を防錆環境に改善する

NETIS登録番号:KK-100009-VE(旧登録)

概要

「塩分吸着剤」による高防錆型断面補修工法

新規性

・亜硝酸リチウム、亜硝酸カルシウム等の防錆材に代わり、塩化物イオンを吸着無害化し亜硝酸イオンを放出するイオン交換機能を有した「塩分吸着剤」により防錆環境を創出する機能を持たせた。
・従来技術では、コンクリート中に含まれる塩化物イオン量が2kg/m3までが使用限界であったが、本技術においては塩化物イオン量が10kg/m3を超えても使用可能とした。
・従来技術では、ポリマーセメントモルタル等で充填を行っていたが、「塩分吸着剤」が配合された遮塩モルタルを充填に使用することとした。
・本技術は、コンクリートのある程度の深部まで塩化物イオンを吸着することが可能なため、ハツリ深度を軽減することができる。

期待される効果

・イオン交換機能を有した「塩分吸着剤」により、鉄筋の残存錆やコンクリート中に含まれる塩化物イオンを吸着無害化し亜硝酸イオンを放出するため高い防錆効果が得られる。
・コンクリート中に含まれる塩化物イオン量が2kg/m3を超える場合においても、本技術による防錆効果は高く、過去のデータなどから、塩化物イオン量が10kg/m3を超えても経年とともに腐食環境から防錆環境へ移行させることが可能である。
・外部からの塩化物イオンの浸入については遮塩モルタルにより表層でトラップするので、表面保護材とあわせ二重の防御機能を有する。

適用条件

① 自然条件
・施工時の気温は5℃~35℃の範囲で行う。
・4℃以下の場合は温水(10℃~30℃程度)練り混ぜ水に使用し、練り上がり温度を5℃~20℃に調整する。
・0℃以下の場合は施工中止。
・酷暑時の施工における練上がり温度は、35℃以下(吹き付け施工・グラウト施工の場合は30℃以下)となるように、練り混ぜ水に冷水を用いるなどして調整する。
② 現場条件
・大型の施工機械を必要とせず、簡易な仮設で施工可能である。
・昼夜問わずに施工可能である。
③ 技術提供可能地域
・日本全国に提供可能。
④ 関係法令等
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律

施工事例・施工実績

工事採用実績

229件
444件
432件

施工手順

会社情報

会社名
塩害対策工法研究会
TEL
042-501-2605
企業情報
公式サイト

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