新規性
・新技術を使用することによって、交通開放までの養生時間を3時間から2時間に短縮した。
・超速硬型浸透用セメントミルクの7日圧縮強度を、30~35MPaから40MPa以上が得られる高強度型に変えた。
期待される効果
・養生時間を短縮化したことにより、路上工事時間の縮減が可能となり、周辺環境の向上と、道路利用者の満足度の向上が期待できる。
・養生時間を短縮したことにより、日工程の短縮が可能となる。
・浸透用セメントミルクの強度を高強度に変えたことにより、本技術を使用した半たわみ性舗装は、荷重に対する塑性変形抵抗性に優れるので長期耐久性が期待できる。
・浸透用セメントミルクの強度を高強度に変えたことにより、本技術を使用した半たわみ性舗装は、凍結融解の繰り返しによるスケーリング抵抗性(表面セメント部分がフレーク状に剥がれる現象)に優れるため、寒冷地における半たわみ性舗装の耐凍害性の向上が期待できる。
・硬化初期の強度発現に優れる材料としたことにより、外気温に大きく左右されない安定した強度を有する高強度のセメントミルクが確保でき、品質の向上が期待できる。
適用条件
① 自然条件
・雨天時の施工は不可である。
・セメントミルクの浸透作業は、気温が5℃以上35℃以下を原則とする。
② 現場条件
・勾配10%以下を原則とする。
・浸透用セメントミルク製造の作業スペースは、5m×5m=25m2程度以上を必要とする。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具