ユシロックPLUS工法

2022/12/19 更新
  • ユシロックPLUSシステム概要
  • ユシロックPLUSの効果

NETIS登録番号:OK-150003-A(旧登録)

概要

セメントスラリーの流動性向上と改良体の強度増強を目的とした添加剤の技術

新規性

・セメントスラリーの流動性向上と改良体の強度を高める添加剤を使用したスラリー攪拌工。
・セメントスラリーの水セメント比がw/c=50%~60%で施工できる。
・改良体の強度がアップし、セメント添加量を低減できる。
・建設発生残土を20%~40%減量できる。

期待される効果

・従来の改良体強度に比べて、1.1倍~1.5倍の強度が確保できる。
・セメントスラリーを地盤中に注入し、撹拌・混合することで発生する排泥量が従来技術より20%~40%減量できる。
・セメントスラリー注入量が減ることから、周辺構造物・地盤の変状等の影響が軽減できる。
・セメントスラリー注入量が減ることから、本剤を使用すれば高配合の場合でも一般的なプラント設備で対応可能。
・改良対象地盤のN値が高い場合、大型の処理機(オーガ)が必要でしたが、本剤を使用することで流動性が増し一般的な処理機による施工の頻度が高くなる。
・改良体の品質を確保するために、撹拌・混合時間、羽切回数を増やすなどで対応する必要がありましたが、本剤を使用すれば標準の施工が可能。

適用条件

① 自然条件
・砂質土、粘性土、シルト質土及び有機質土の軟弱地盤改良に適用できる。
・夏季の外気温が極端に高い場合(例えば30℃以上)には、セメントスラリーの水セメント比を少し高くするよう留意する。
・寒冷地での施工では、スラリーパイプが凍結するようなことがないよう配慮する。
・大雨に際しては、ユシロックPLUSが水に晒されるようなことがないように配慮する。
② 現場条件
・スラリー攪拌工では、一般的に施工ヤード8m×20m程度、プラントヤード200m2程度が必要。
・ユシロックPLUSを保管するスペースが必要で、シートで覆うなどの処置が必要。
・ユシロックPLUS供給装置は、スラリープラントに横付けする形で設置する。
③ 技術提供可能地域
・特に制限はない。
④ 関係法令等
・陸上工事における深層混合処理工法 設計・施工マニュアル(財団法人 土木研究センター)
・「土木工事共通仕様書」建設副産物適正処理推進要領
・セメント及びセメント系固化材を使用した改良土の六価クロム溶出試験要領

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
清水建設(株)
TEL
03-3561-1111
企業情報
公式サイト

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