新規性
・撹拌翼(先端ビット・掘削ビット・エジェクター吐出口)の形状及び配置等を改善し、従来技術では施工が困難であった硬質地盤への適用が可能となった。
・CI-CMC-HA工法の特徴であるスラリーを地盤中に投入する時にエアを使用し、エア量を制御することで改良体のバラツキを抑制できる。
期待される効果
・撹拌翼の改善により、N値50程度の砂質地盤 N値15程度の粘性土まで適用が可能である。(最大粒径100mm以上の玉石(あるいは礫)混じり層は別途検討)
・硬質地盤において従来技術で必要であった先行削孔が不要になるため工費の削減、工期の短縮が図れる。
・エジェクター吐出時のエア量を制御することで改良体強度のバラツキが抑制できる。
適用条件
① 自然条件
・10分間の平均風速が10m/s以上の場合、作業を中止する。
・瞬間風速30m/s以上の場合、作業を中止する。
・降雨量30mm/h以上の場合、作業を中止する。
・降雪量5cm以上(地区による)の場合、作業を中止する。
② 現場条件
<共通>
・セメントスラリーの作成にあたっては、水を使用するため用水の確保が必要である。
〈組立ヤードの設置面積〉
・小型施工機:180m2。
・標準施工機:800~1800m2。
・大型施工機:1350~3000m2。
<プラントヤードの設置面積>
・75~150m2のスペースが必要。
<搬入車輌>
○小型施工機
・ベースマシン、運搬車両(10~15t車)の搬入路が必要。
○大型施工機
・運搬車両(30tトレーラ、10tトラック)の搬入路が必要。
<プラントと施工機までの距離>
・標準100m。
③ 技術提供可能地域
・全国。
④ 関係法令等
・国土交通省通達
「セメント及びセメント系固化材の地盤改良への使用及び改良土の再利用に関する当面の措置について」
(平成12年3月24日)
「セメント及びセメント系固化材を使用した改良土の六価クロム溶出試験要領(案)の一部変更」
(平成13年4月20日)
使用する機械・工具