湿気硬化型プレグラウトPC鋼材

2022/12/19 更新
  • 湿気硬化型プレグラウトPC鋼材の概要
  • 湿気プレグラウトPC鋼材が適用可能な温度の範囲

NETIS登録番号:QS-110026-VE(旧登録)

概要

グラウトを別途行うことが不要であるため工期を短縮し、グラウト品質を向上させるPC鋼材

新規性

・予めPEシース内にプレグラウト樹脂が充填されているため、現場でのグラウト作業が不要。
・工場内で連続的に一定量のプレグラウト樹脂を塗布した後、外側をPEシースで被覆するという順で製造するため、グラウト量を鋼材製造時に管理することができ、不適切なグラウト充填の発生を避けることが可能。
・PC鋼材は工場出荷時に被覆されているため、現場保管時や配置後グラウトまでの期間に錆を生じる懸念はない。また、エポキシ樹脂硬化後は重防食鋼材として高い耐久性が確保される。
・温度に対して影響を受けにくい湿気硬化型プレグラウト樹脂を使用しており、寒中・暑中グラウトの対策が不要。また、使用部位、季節などによる緊張可能期間が大きく変化しない。

期待される効果

工場内の管理された環境で安定した品質の樹脂性グラウトによって被覆されたPC鋼材であり、
・省力化可能 : 現場でのグラウト注入工程が不要。
・品質向上 : 不適切なグラウトによる耐久性低下の懸念が少ない。製造後、運搬・施工中、供用期間を通じて高い防食性が確保される。
・耐久性向上 : 物質透過性の低いPEシースとエポキシ樹脂を組み合わせる事で、長期に亘る耐久性が確保される。
・使用部位や季節などにあわせて、樹脂の使い分けや複雑な工程管理が不要で、実用上十分な長さの緊張可能期間が得られる。マスコンクリートのように、コンクリート打設後の温度が高温の状況でも実用上十分な緊張可能期間が得られる。

適用条件

① 自然条件
・外気温が0℃を下回っている場合、緊張作業は避ける(樹脂の増粘・凝固による摩擦増加防止のため)。
② 現場条件
・特に制限なし。
③ 技術提供可能地域
・全国。
④ 関係法令等
 MSDS記載の内容を十分に理解して、適切な保護具を着用して使用する必要あり。主な関係法令等は下記に示す。
・労働安全衛生法 第57条の5
・労働安全衛生規則 第594条
・労働基準法 第75条第2項
・消防法 第9条の3

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
住友電気工業(株)
TEL
03-6406-2811
企業情報
公式サイト

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