超耐久高純度シリコーン工法

2019/08/15 更新

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NETIS登録番号:HK-190003-A

概要

鋼道路橋等鋼構造物について素地調整3種ケレンにより重防食塗装する工法

新規性

・従来技術の重防食塗装(Rc-Ⅰ塗装系)では有機ジンクリッチペイント、弱溶剤形変性エポキシ樹脂塗料、弱溶剤形ふっ素樹脂塗料という3種類の塗料を使用するが、高純度シリコーン樹脂塗料「ガードペイント」のみの使用に改善した。
・使用塗料の変更により、素地調整が従来技術では必須とされる1種ケレンから3種ケレンに改善した。

期待される効果

・塩分や水分が入り込む隙間のない高耐候性塗膜が形成されるため、素地調整は3種で十分となりコストメリットが向上する。
・素地調整コスト低減により重防食塗装のイニシャルコストが改善され、高耐候性塗膜形成によりランニングコストは50年間ゼロとなる。
・シロキサン結合とシリコーンオイル緊密浸潤により高機能塗膜が形成され、耐候性、耐塩、耐紫外線、温度特性等が格段に向上する。
・素地調整が3種で済むことにより、素地調整に伴う経費、作業負担、廃棄物処理負担、周辺環境影響が改善される。
・素地調整3種および単一塗料の塗装で済むため、施工管理しやすく、工程が短縮する。
・使用塗料は気温が5℃以下の低温環境下でも硬化するため、積雪寒冷地の冬季施工機会が拡大する。
・弾性塗膜が形成されるため、スプレー塗料等による落書きが密着せず時間の経過とともに剥落する。
・既に38年以上も健全塗膜を維持できている実績があるため50年間塗替えが不要で、LCCが改善される。
・無機塗料の採用により地球環境問題に貢献できる。

適用条件

① 自然条件
・降雨、降雪の時、またはその恐れがある場合は塗装作業を中止する
・施工面に湿気がある場合は塗装作業を中止し、乾燥後に再開する
・気温-3℃~+35℃の間で施工する
② 現場条件
・全面吊足場、組足場、高所作業車が必要な場合がある。足場の安定性、安全性を十分に確保する。
・攪拌機、秤など鋼橋梁防食塗装工事用機材が必要。
・塗料および作業用具の保管スペースを十分に確保する。作業スペース1m×1m=1m2、攪拌機0.5m×1m=0.5m2、秤0.5m×1m=0.5m2、仮置スペース1m×5m=5m2。
・換気が可能な作業環境を整え、施工中には塗料が飛散しないよう防護設備を設ける。
③ 技術提供可能地域
・全国
④ 関係法令等
・国土交通省 土木工事安全技術指針
・廃棄物処理清掃法(塗替えケレンダスト)
・労働安全衛生法
・粉じん障害防止規則・有機溶剤中毒予防規則

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
日東通商(株)
TEL
03-6272-3275
企業情報
公式サイト

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