建物用耐火性硬質ポリ塩化ビニル管・継手

2020/09/10 更新

NETIS登録番号:KK-170017-A

概要

建物内の防火区画貫通部において、従来の樹脂配管材のように特別な貫通処理や従来技術の金属管を使用せずに配管が行えることを可能にした樹脂配管材である。本技術の活用により、一般の硬質ポリ塩化ビニル管と同様の施工性や耐食性を有するとともに、従来の樹脂配管材のように特別な貫通処理や従来技術の金属管を使用せずに配管が行えるため、経済性、施工性が向上し工期短縮が期待できる。

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新規性

・管の肉厚断面は内・外層および中間層に分かれており、その中間層に膨張黒鉛を含有させる事により、火災時の燃焼によって膨張黒鉛の体積増加により管内部を閉塞し、火災や煙を遮断する機能を有しており、国土交通大臣の認定を受けている。
・継手は燃焼を遅延させる特殊配合の樹脂を採用し、耐火性硬質ポリ塩化ビニル管との組み合わせで使用するものである。

期待される効果

・防火区画貫通部に適用可能な樹脂配管材となる。
・製品単価が従来より安価なため経済性が向上する。
・製品重量が軽いため施工性が向上し、所要日数が短縮できる。
・管端部の防錆処理は必要ない。
・一般の硬質ポリ塩化ビニル管と同様の施工性や耐食性を有するとともに、従来の樹脂配管材のように特別な貫通処理や従来技術の金属管を使用せずに配管が行える。

適用条件

①自然条件
悪天候時は作業を行わない。また、保管時は外面が一般ポリ塩化ビニルのため、直射日光を避けて配管する。
②現場条件
国道交通大臣認定・消防評定に認められており、
・床貫通:ALC・コンクリート厚み100mm以上
・壁貫通:ALC・コンクリート厚み75mm以上
で使用する。
③技術提供可能地域
日本全国技術提供可能。運賃は地域によって異なる。
④関係法令等
・建築基準法(2016.6.7最終改定)
・消防法(2015.9.1最終改定)

施工事例・施工実績

施工手順

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