新規性
【大径化】
・貫入補助水量を管理できるシステムを装備を有し、貫入補助水を用いることにより、φ1600mm×2軸までの施工(大径化)が可能である。
・大径の場合は、貫入補助水により貫入速度を確保することができる。
・貫入補助水を使用する場合は、水セメント比を調整した事前配合試験で品質管理を行うことができる。
【貫入加算型】
・従来のスラリー撹拌工二軸施工(変位低減型)では評価できなかった貫入時の羽根切り回数を考慮し、引抜き時の羽根切り回数を減少させても、従来技術と同等の品質を確保する技術である。
・事前に有機質土や腐植土が確認された土層においては、特殊土用固化材を用いることで対応可能である。特殊土用固化材を用いない場合は、羽根切り回数を一般型の施工管理回数で施工することができるので、層別に施工管理を行うことにより対応可能である。
期待される効果
・φ1600mm×2軸まで大径化することにより、施工効率を改善することで、経済性の向上・工期の短縮が図られる。
・貫入時の撹拌混合効率を考慮することにより、施工能率を向上させることで、経済性の向上・工期の短縮が図られる。
適用条件
① 自然条件
・風速10分平均10m/sec以上で作業中止
② 現場条件
・作業スペース:1000㎡程度(プラントヤード、発生土仮置きヤード等を含む)
・組立解体スペース:必要横幅寸法35~40m、縦寸法38m(10m級)、46m(20m級)、58m(30m級)、68m(40m級)
・搬入搬出経路:搬入運搬車(30t低床トレーラ、10tトラック)の搬入路が必要
③ 技術提供可能地域
・技術提供可能範囲については制限なし
④ 関係法令等
・特になし