新規性
・地盤改良機を、大型改良機から小型改良機に変えた。
・小型機で大型機と同等の改良体の仕様および品質を確保した。(改良径、改良深度、改良強度、変動係数、鉛直精度)
・施工管理として、大型機と同等の施工管理装置を装備すると共に、鉛直精度を管理するセンサーを装備した。
・撹拌翼は、単軸用および2軸用を開発した。
期待される効果
【通常の大型機との比較】
・地盤改良機を小型改良機に変えたことにより、従来の大型機では施工困難とされた住宅地などの狭所における格子状改良の施工が可能となる。
・地盤改良機を小型改良機に変えたことにより、機械の運搬が容易で、かつ、組立・解体に要するスペースの縮小が可能となる。
・撹拌翼を現場ニーズに応じて、単軸および2軸から選択できることにより、施工効率の向上が期待できる。
(単軸機を使用する場合は、隅角部などの狭所でも施工可能。)
(2軸機を使用する場合は、時間当たりの施工量が単軸機の約2倍となる。)
・宅盤用小型地盤改良機では対応できなかった、大型機と同等の改良仕様および品質を確保することが出来る。
【高圧噴射との比較】
・地盤改良原理を機械撹拌式に変えたことにより、安価かつ排泥量が少なくなるため、経済性の向上および環境の負荷軽減が可能となる。
適用条件
① 自然条件
・台風等の特殊気候以外は施工可能
② 現場条件
・地盤改良機の組立・解体スペースとして、30m×3m程度必要(道路上の場合)
・施工スペースとして、20m×3m程度必要(道路上の場合)
・プラントヤード(定置)として、100m2程度必要
③ 技術提供可能地域
・全国
④ 関係法令等
・特になし