浸透型補修工法

2024/08/28 更新
  • 工法の概略

NETIS登録番号:SK-180001-A

概要

排水性舗装の比較的軽微な損傷時に浸透型補修材(特殊改質アスファルト乳剤)を散布し、維持・補修する工法。本工法を適用することで、舗装寿命の延命効果が期待できる。
以下の特徴を有する。
・表層ポーラス舗装の空隙を維持したまま、基層上面に遮水層を形成し、雨水から基層以深を保護する。
・基層以深のひび割れや粒状化部分に浸透し再接着する。
・表層の骨材を飛びにくくする。

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新規性

従来は表層・基層の2層切削オーバーレイをする必要があったが、新技術は切削しないで既設の表層表面から浸透型補修材を散布するだけのスピーディで省力化された施工方法である。

期待される効果

【LCCの低減】
・本工法の施工費用は従来工法(2層切削オーバーレイ)の1/3程度であり、施工後は、施工コストを上回る延命効果が期待できるので、LCCの低減が期待できる。
【スピーディな施工】
・1日当たりの施工面積が3500㎡以上と大きいため、短期間での補修が可能となる。
【高い安全性・低い環境への負荷】
・浸透型補修材(特殊改質アスファルト乳剤)を散布するだけの常温施工であるため、安全に作業を行え地球環境への負荷も小さい。
・切削を伴わないため、アスファルトコンクリート発生材が発生しない。
・フィニッシャや転圧ローラといった重機を使用しないため、事故等の発生が軽減する。

適用条件

① 自然条件
・雪氷期間でないこと。
・施工前日に降雨、降雪がなく、施工当日に、降雨、降雪が予想されない状態で、路面温度が昼間は10℃以上、夜間は20℃以上であること。
・施工当日に路肩からの水の浸みだしがなく、舗装表面が完全に乾燥していること。
② 現場条件
・ポンピングやひび割れ等が多発していないこと。
・表層の透水性が著しく損なわれていないこと。
・上記の点などについての事前調査結果が施工可能であると判定されること。
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
・ただし遠方地域に関しては別途配送料等が発生する。
④ 関係法令等
・道路構造令
・車道及び側帯の舗装の構造に関する省令
・舗装の構造に関する技術基準: 国土交通省通達(平成13年6月29日)

施工事例・施工実績

工事採用実績

2件
0件
11件

施工手順

会社情報

会社名
昭和瀝青工業(株)
TEL
079-226-2611
企業情報
公式サイト

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