新規性
【日々の打ち合わせに使用する資料および方法】
・[従来技術]進捗が分かる平面図、施工完了杭毎の打設結果表(複数枚)を照し合せて打合せする。
・[新技術]パソコンで3次元化した画面を表示させ打合せする。
【施工中の施工管理】
・[従来技術]管理装置のモニター画面を管理オペレーターが単独で監視し、その情報を機械オペレーターとプラントマンに無線機等で伝える。
・[新技術]機械オペレーター等が、管理装置の情報を直接確認、共有しながら作業。
【納品物】
・[従来技術]全本数の打設結果表を紙印刷し、それを整理して提出。
・[新技術]3次元化したデータを提出。
期待される効果
施工箇所全体を3次元化し、様々な施工管理情報を1画面で色分け表示し施工結果を俯瞰し確認することができる。
この可視化したデータを活用するメリットとしては、以下の事項が挙げられる。
【施工前】
・2次元の平面図および断面図を用いて施工を計画していたが、削孔毎の着底深度等を分かりやすく表示し推定することができる。
【施工中】
・日々の進捗確認および今後の施工(打設)計画を3次元化した画面を見ながら打合せ等で正確かつ分かりやすく説明すことができるため、確認時間および打ち合わせ時間が短縮できる(施工打合せの効率化)。
・施工結果を元に翌日施工する杭において、より正確な施工計画(着底深度の予測)が可能となる。
・作業員に対してもより分かりやすく正確な情報を伝えることができるため、手戻りがなく確実で効率的な施工ができる。
・機械のオペレーター等複数者が、リアルタイムで施工管理情報を直接確認ができる(施工精度の向上)。
【施工後】
・施工後の結果と計画との相違(比較)を分かりやすく確認することができる。
・全削孔本数の出来形表のファイルを杭毎にリンクを付与することで、施工結果に関する情報を速やかに表示し、分かりやすい納品物を提供できる(納品物の品質向上)。
適用条件
① 自然条件
・パソコン:温度5℃~35℃程度、湿度30%~80%程度(結露なきこと)。
② 現場条件
・特になし。
③ 技術提供可能地域
・全国技術提供可能。
④ 関係法令等
・特になし。