災害配慮トイレ「レジリエンストイレ」
2023/05/09 更新新規性
・洗浄方法/強制開閉弁式
従来のパブリック向けトイレはトラップ構造を有しており、そのトラップに水を溜めることで「水によるフタ」を形成し、下水道側から臭気や虫の侵入を防ぐ。この場合、トラップを一定量の水で満たす必要がある。また、汚物を通過させるためにも約5Lの洗浄水が必要。一方、新技術のレジリエンストイレは強制開閉弁の開閉で汚物を洗い流す方式を採用した。洗浄ハンドルの操作により開閉弁を開くことで重力により汚物を落下させるため、1Lの洗浄水でも確実に汚物を排出できる。尚、平常時は後述する搬送性を保持するために、一般的なトイレと同様に5Lで洗浄する。
・洗浄水量の切り替えと災害時の使用
洗浄水は平常時5L、災害時1Lである。この切替は、ロータンク中でフロート(浮き)の位置を決める止めリングを取り外すだけで簡単に行える。発災後、使用開始まで多くの時間を要すことがないので、トイレを我慢する必要がない。使用方法は、柄杓やペットボトルを使い便器内に直接給水する方法と、ロータンク内にバケツなどで水を溜めて給水する方法(平常時と全く同じ使用方法)が選択できる。尚、復旧時には元の位置に止めリングを差し込むことで、平常時の5L洗浄に戻すことができる。
・下水道までの搬送
災害時、1Lの洗浄水で汚物を便器から排出することはできるが、下水道まで搬送するエネルギーが不足する。そのため、搬送するための手助けが必要である。排水横主管に滞留する汚物を搬送する方式として以下のいずれかが必要となる。
*汚水循環方式
トイレの汚水を循環し汚物を搬送する方式。予め汚水循環槽・ポンプ・循環配管の用意が必要である。停電に備え、ポンプ用予備電源も必要である。
*手動給水方式
最上流側のレジリエンストイレもしくは掃除用の流しから、1時間毎にバケツ3杯程度(約27L)の搬送水を流すことで汚物を搬送する方式。バケツによる投入のための人手が必要である。
従来のパブリック向けトイレはトラップ構造を有しており、そのトラップに水を溜めることで「水によるフタ」を形成し、下水道側から臭気や虫の侵入を防ぐ。この場合、トラップを一定量の水で満たす必要がある。また、汚物を通過させるためにも約5Lの洗浄水が必要。一方、新技術のレジリエンストイレは強制開閉弁の開閉で汚物を洗い流す方式を採用した。洗浄ハンドルの操作により開閉弁を開くことで重力により汚物を落下させるため、1Lの洗浄水でも確実に汚物を排出できる。尚、平常時は後述する搬送性を保持するために、一般的なトイレと同様に5Lで洗浄する。
・洗浄水量の切り替えと災害時の使用
洗浄水は平常時5L、災害時1Lである。この切替は、ロータンク中でフロート(浮き)の位置を決める止めリングを取り外すだけで簡単に行える。発災後、使用開始まで多くの時間を要すことがないので、トイレを我慢する必要がない。使用方法は、柄杓やペットボトルを使い便器内に直接給水する方法と、ロータンク内にバケツなどで水を溜めて給水する方法(平常時と全く同じ使用方法)が選択できる。尚、復旧時には元の位置に止めリングを差し込むことで、平常時の5L洗浄に戻すことができる。
・下水道までの搬送
災害時、1Lの洗浄水で汚物を便器から排出することはできるが、下水道まで搬送するエネルギーが不足する。そのため、搬送するための手助けが必要である。排水横主管に滞留する汚物を搬送する方式として以下のいずれかが必要となる。
*汚水循環方式
トイレの汚水を循環し汚物を搬送する方式。予め汚水循環槽・ポンプ・循環配管の用意が必要である。停電に備え、ポンプ用予備電源も必要である。
*手動給水方式
最上流側のレジリエンストイレもしくは掃除用の流しから、1時間毎にバケツ3杯程度(約27L)の搬送水を流すことで汚物を搬送する方式。バケツによる投入のための人手が必要である。
期待される効果(詳細)
断水時も平常時と同様に衛生的な水洗トイレが使用でき、衛生環境の悪化が原因の健康被害や災害関連死の防止の一助となりえる。さらに、平常時からトイレを含む周辺の段差の解消や手すりの設置などを進めることで、要配慮者であっても災害時にスムーズにトイレの利用が可能となる。
適用条件
① 自然条件
・使用環境温度範囲 0~40℃
・寒冷地は使用不可である。
② 現場条件
・給排水設備を有する建物内のトイレ
・設置するブースの寸法:奥行1,360mm以上、幅900mm以上が推奨寸法。
・給水方式:水道直結式の壁/床 左給水
・使用水圧:最低(流動時)0.05MPa、最高(静水時)0.75MPa
・排水方向:床排水
・一つの排水系統における最大連立数:5連立
・断水時に洗浄水(例:プール、河川、池などの水、井戸水、雑用水など)が調達できる。
③ 技術提供可能地域
・使用温度範囲内の地域。特に寒冷地は凍結の可能性があり注意が必要。
④ 関係法令等
・下水道条例および下水道条例施行規則
地方公共団体によっては「強制開閉弁式」を下水道に接続することを認めないケースがあるので、管轄の下水道施行条例および下水道条例施行規則の確認が必要である。
・建築基準法及び同施行令第112条/防火区画貫通部
レジリエンストイレの強制開閉弁機構部は樹脂製であり不燃材料ではない。そのため、防火区画を貫通して設置する場合、火炎の貫通を防ぐ処理が必要である。
・使用環境温度範囲 0~40℃
・寒冷地は使用不可である。
② 現場条件
・給排水設備を有する建物内のトイレ
・設置するブースの寸法:奥行1,360mm以上、幅900mm以上が推奨寸法。
・給水方式:水道直結式の壁/床 左給水
・使用水圧:最低(流動時)0.05MPa、最高(静水時)0.75MPa
・排水方向:床排水
・一つの排水系統における最大連立数:5連立
・断水時に洗浄水(例:プール、河川、池などの水、井戸水、雑用水など)が調達できる。
③ 技術提供可能地域
・使用温度範囲内の地域。特に寒冷地は凍結の可能性があり注意が必要。
④ 関係法令等
・下水道条例および下水道条例施行規則
地方公共団体によっては「強制開閉弁式」を下水道に接続することを認めないケースがあるので、管轄の下水道施行条例および下水道条例施行規則の確認が必要である。
・建築基準法及び同施行令第112条/防火区画貫通部
レジリエンストイレの強制開閉弁機構部は樹脂製であり不燃材料ではない。そのため、防火区画を貫通して設置する場合、火炎の貫通を防ぐ処理が必要である。