エコクリーンクラックバスター

2024/08/29 更新
  • 制御ボックスとピーニングヘッド
  • エコクリーンクラックバスター施工状況

NETIS登録番号:CB-220007-A

概要

本技術は、溶接止端部の微細なき裂をニードルで打撃することで閉口させ、き裂の進展を停止あるいは遅延させることが可能となる補修技術であり、従来はグラインダーによりき裂全体を切削除去していた。本技術の活用により、作業性・経済性が向上し、安定した品質確保が可能となる。作業スペースを確保する足場等があれば、特段の養生を必要とせず、微細なき裂の閉口や圧縮残留応力の付加による疲労強度の向上も可能である。

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新規性

1)類似工法では作業スペースや作業姿勢の確保が出来ず、施工が困難であったスカラップ部等の狭隘部においても、IPニードルピンを導入することで施工を可能とした点。
2)装置に以下の3点の工夫を加え、作業者の力量に依存することなく、安定的に品質確保を可能とした点。
・本装置制御ボックスに、圧縮エアーの流量を監視し、管理幅から逸脱した場合は自動的に工具への圧縮エアーの供給を停止する機能を付加。
・定期的にニードルピンの先端形状を確認するため、ニードル先端の曲率を簡易に高精度で確認できる独自の検査ツールを開発。
・押し付け力5kgで装置が起動し、過大な力がかからないよう、ピーニングヘッド中央部のリファレンスワッシャで目視確認が可能。
3)特殊蛍光ペンと高性能UV-LEDブラックライトを使用する出来形確認方法を確立し、施工し残しを簡単に見つけられ、施工性を向上した点。

期待される効果

・特段の養生は必要なく、既設橋梁の定期点検時の設備や足場を有効活用し、作業が可能な点。
・本技術は、グラインダー仕上げの様に熟練を必要とする技術ではないので、所定の技術講習を受けた橋梁点検員や点検補助員、又は普通作業者で実施することが可能な点。
・発見されたき裂の進展が、回し溶接範囲内に留まっている場合、本技術を適用することにより、新設時と同等の疲労強度に回復させることができる点。
・再開口疲労き裂に対しても、繰り返し本技術による処理を行うことで疲労寿命を延長できる点。

適用条件

①自然条件
・特になし。
②現場条件
・作業スペースを確保するための足場等が必要。
③技術提供可能地域
・制限なし。
④関係法令等
・特になし。

施工事例・施工実績

工事採用実績

1件
1件

施工手順

会社情報

会社名
ヤマダインフラテクノス(株)
TEL
052-604-1017
企業情報
公式サイト

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