新規性
・金網製の型枠(吹付金網)を軽量の組立枠に変更したことで、簡易な施工となり材料費、施工費についてコスト縮減となる。
・従来の四角い形状に対して、台形に近い形状となったため、枠内に対して日光や降雨が多く当たるようになり、植生の生育環境が従来に比べ良好となる。
・必要に応じて計上されていた、水切りモルタルコンクリートが不要となる。
・組立枠は軽量で運搬性が良く、設置も簡単なことから工程短縮となる。
期待される効果
軽量の組立枠にしたことから、作業の省力化、安全性及び経済性の向上、工程短縮が期待できる。
適用条件
① 自然条件及び現場条件
・従来工法と同等
② 適用可能な範囲
・軟岩、礫質土、砂質土、シルト、粘性土切土法面及び斜面
・法面勾配1:0.6より緩勾配斜面及び切土法面
③ 特に効果高い適用範囲
・AKフレーム組立枠と補助金網を軽量化したことにより運搬性と施工性が良くなることから工期短縮を期待する現場に有効である。
④ 適用できない範囲
・1:0.6より急な勾配。
・部分的にオーバーハングが激しい法面。
・グラウンドアンカー工を適用する場合。
⑤ 適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・「道路土工-切土工斜面安定工指針 平成21年度版(社)日本道路協会」
・「のり枠工設計・施工指針(改訂第3版)平成25年10月:(社)全国特定法面保護協会」