耐圧防水樹脂充填による橋梁伸縮装置の防水補修工法

2024/08/30 更新
  • 施工前と施工後及びジェラフィン
  • 大船川橋施工1年後点検

NETIS登録番号:HK-210010-A

概要

耐圧防水樹脂充填による橋梁伸縮装置の防水補修工法

新規性

・伸縮装置の取り替え工法から既存装置に粘着性が高い耐圧防水樹脂「ジェラフィン」を充填する補修工法に変えた。
・新材料は硬化後、弾力性に優れた樹脂状となり対象物に密着して止水機能を回復する。
・既存装置をそのまま利用するため撤去作業が不要となる。

期待される効果

(a)経済性
・既存止水材の撤収が不要のため、その残存率が高いほど充填量が少なくなり材料費のコスト削減となる。
(b)施工性
・2液とジェラフィンフレークを同量混合・攪拌して充填するだけで完了する。
・施工は容易であり、片側交互通行などの交通規制が短時間で終了。
(c)品質
・施工後の品質は簡単な触手及び目視により確認可能。
・繰り返し車輛通行及び経年劣化により樹脂が剥離した場合、損傷箇所に再度ジェラフィンを充填することで止水機能が回復。
(d)安全性
・硬化後のジェラフィンは浸出試験の結果から人体に有害な成分は出さないことが証明されている。
(e)環境に与える影響
・施工は簡易に短時間で終了するため周辺の環境へ与える影響は少ない。
(f)耐久性
・2017年11月に行った試験施工(一般国道229号八雲町見市橋、遊間:100㎜)では施工から約3年後の2020年10月の定期点検で伸縮装置からの漏水は見られていない。
・耐久性能試験で耐用年数30年に相当する引張圧縮繰り返し連続11000回をクリアした。(令和3年1月18日~1月19日実施)

適用条件

①自然条件
施工時の気象条件
・気温:-4.5℃以上40℃未満、湿度:85%未満
・非降雨時
②現場条件
・施工前に伸縮装置内の埃、泥などを綺麗に清掃すること
③技術提供可能地域
・技術提供可能地域の制限なし
④関係法令等
・特になし

施工事例・施工実績

工事採用実績

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施工手順

会社情報

会社名
エスイーシ-・シープレックス(株)
TEL
0138-27-7519
企業情報
公式サイト

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