環境保全型凍結防止剤

2024/08/30 更新

経過実験
凝固点vs時間vs希釈率データ

NETIS登録番号：HK-180019-VE

概要

冬季の道路凍結や積雪を防止する技術である。従来とは異なり、塩基性成分を一切含まず、またグリセリンを主成分としている為、金属への腐食や植物への塩害がなく、環境にやさしい凍結防止剤である。

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製品概要施工事例・実績

新規性

・再生資源利用率が非常に高い
BDF (バイオディーゼル燃料)の精製過程で生じる廃グリセロール(特別産業廃棄物)を蒸留精製したグリセリンを主原料にしている為、本製品の83%以上が再生資源で構成されている。
・粘性が高い液体である

期待される効果

本技術は塩基性成分を使用していない為、金属の腐食を最小限に抑えることができ、また動植物への影響もない。保管に関しても、従来の塩化ナトリウムでは吸水による固形化や長期保存に際して問題があったが、本技術では長期保存も可能になり、歩留まり効果が上昇。
本技術(製品)には危険物質が全く含まれていないので、作業時における作業員へのリスクがない。
本技術(製品)は液状の為、従来の塩化ナトリウムの粒状物と比較し、路面散布時の風等による散らばりがなく、安定した散布が可能。
本技術(製品)は、凍結防止効果だけでなく保湿効果があり、蒸発しにくい。
(塩化ナトリウムとの比較)
本技術(製品)は、液状の為、どの様な形状の路面や対象物の表面になじみやすく、散布箇所に留まる率が高いのでより均一的な凍結防止効果を得ることが可能。

適用条件

①自然条件
適用環境は、2倍～4倍希釈で散布を行う場合は、-10℃以上の地域。この温度以下では、融解率が低下する。
-10℃～-30℃の環境では、原液のまま使用する。
②現場条件
予め除雪作業を行い、雪氷の厚さを10㎜以下にすること。雪氷厚が10㎜以上になると濃度が薄まり、融雪効果が低下する。
③技術提供可能地域
技術提供地域については特に制限はない。
④関係法令等
本製品は、水質汚濁防止法排水基準に準拠する。