MaxArch(マックスアーチ)工法

2020/09/07 更新
  • 施工例1
  • 施工例2

NETIS登録番号:QS-130030-A(旧登録)

概要

PC圧着工法を用いた剛結合方式の耐震性多分割プレキャスト式大断面アーチカルバート

新規性

・アーチ形状を構成するプレキャスト部材は、中心角60度で等分割されたアーチ部材3つと脚部材2つで、アーチ部材にはPC構造を適用し、RC構造の現場打ち底版コンクリートと組み合わせるPRC構造で構築する閉合断面のプレキャスト式アーチカルバートとした。
・プレキャスト部材は、プレストレス力により連結する「PC圧着工法」を用いた剛結合方式とした。
・プレキャスト部材は地上で組付けてPC鋼材の緊張により一体化した後に吊り上げ据え付ける施工方法を採用した。
・RCタイプも同様に地上で組付け、仮連結(仮固定PC鋼棒の緊張により固定、添接金物によるボルト固定など)により一体で吊り上げ据付ける施工方法とした。

期待される効果

・アーチ構造で高土被り、大断面に適用でき、従来技術の矩形カルバートに比べ部材厚も薄く経済性が向上する。また、底版コンクリートのみを現場打ちとすることで現場施工が少なく、工期短縮も図れる。プレキャスト部材は等分割のアーチ部材と脚部材の2種類であり、単純化・規則化でき製造管理、施工管理が簡便となるとともに、分割方法により1部材が小さくトラックでの部材運搬が可能。
・PC構造を適用したことで、ひび割れ制御や高靱性・高復元性など耐震性に優れており、レベル2地震動に対応する。
・地上部で組み付けるため支保工が不要でかつ足場工が減少し、高所作業など危険作業が軽減できるため施工時の安全性が向上する。

適用条件

① 自然条件
・強風時(平均風速10m/sec以上)にはクレーン作業を中断すること。
② 現場条件
・部材搬入の大型トラック及び大型クレーン(50t級~200t級程度)の進入が可能であること。
・部材の荷卸し・仮置きスペース及び組立スペース(クレーン含み30m×20m程度)の確保ができること。
③ 技術提供可能地域
・全国
④ 関係法令等
・特になし

使用する機械・工具

  • コンクリートポンプ車
  • トラッククレーン

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
(株)ヤマックス
TEL
096-381-6411
企業情報
公式サイト

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