新規性
・側面から砕石を投入できるケーシングの開発により、今までの大型の地盤改良機(30トン以上)から小型改良機(8トン程度)での施工が可能となった。
・ケーシングの貫入行程を掘削から圧入主体に変更した。圧入を可能にするためケーシングの外部スクリューをなくし、鋼管の厚みを厚くし、剛性を高めた。
・周辺地盤を圧縮しながら掘削するため発生残土の大幅な低減を可能とした。
・セメント系固化材などの人工物を一切使用せず、自然砕石のみを使用することで環境に配慮した。
期待される効果
・小型の改良機であるため地盤改良と同時に別工程の作業を行うことができ、狭小地での施工において工期の短縮が見込める。
・発生残土が大幅に低減できる。土質によっては完全無排土可能。
・残土処理にかかる時間と費用が低減でき、コストの削減が見込める。
・セメント系固化材を使用する工法に必要な養生期間が不要であり、工期の短縮につながる。
・振動・騒音が小さいため、住宅密集地で使用できる。
・ケーシングで掘削するため、原地盤の応力開放による支持力低下を防ぐ。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・施工機械の進入路の幅として2.0m以上。
・施工機の安全性が確保できる平坦なヤードがあること。
③ 技術提供可能地域
・特になし。
④ 関係法令等
・労働基準法
・労働安全衛生法
使用する機械・工具